もう一か月たつ
もちろん記憶が途切れないうちに
電車に飛び乗ってすぐにパソコンにも向かったし
待っててくれると言ってくれた人も多かったのでがんばっていたのよ
ライブログの中ではかなりの長文に及ぶものも一回仕上げたのよ
それがね、完成のタイミングで消えたわけ
泣いたなー
みつをの詩集を開きたくなったもの
ネタバレしてくれるな!
というどSの呪いしか感じなかったよ
そして五月千秋楽広島
その後の彼からのHPメッセージ更新
愕然とした方、多かったでしょうねー
釈然としないな
弱点都市大会
DVDでねーのかよ!
何人断念したと思ってんだよ!
DVD待ちだった人間がどんだけいたと思ってんだよ!
釈然としないな
愕然としたな
俺もしたね、愕然と
どうしてもするよね
涙の数だけ強くなれるか?
なれるかーーーい!
そんなやついねーよ!
ということで、必死になって記憶を呼び起こして再度作ったライブログ
もう皆さんにはどうでもいいよという内容なので
自分の中のメモとして
そんで幸いにも
12月札幌
2月横浜
4月静岡
という二ヶ月に一回彼を見るという贅沢な数か月を過ごした俺
今回のライブログは静岡会場の話ですが、
感想は三会場通しての変化とか彼の言う成長とか
その辺の内容に触れていこうと思います
お時間のある方だけお付き合いください
もちろんネタバレありでまいります!
はじめに言っとくからね。ものっすごく長いから!!
4/6(火) 19:00~
LIVE POTSUNEN 2010「SPOT」 静岡公演
作・演出・出演:小林賢太郎
会場:グランシップ 中ホール・大地
席やら会場に関しては以前書いてしまっているので、
今回は内容に関してのみふれていく
タイトルは、俺のなんとなくな思い込みでつけたものなのでご了承ください
『井戸とけん玉の密接な関係』
舞台中央からポツネン氏登場
舞台右手に井戸のポンプがあり、それをこぎ出す
SE:ギーコギーコ
すると舞台左手の天井からケン玉の玉が降りてくる
どうやらポンプを漕ぐと降りてくるけん玉の玉、それを手持ちのけん玉の持つ部分に差し込んで遊べるというおもちゃらしい
ポツネン氏、一生懸命ポンプをこいで、玉を降ろして、刺そうとする
が、ポンプを止めて玉に近寄ると玉は上がっていく
その距離感のもどかしさにイライラする
一番下まで下げたところで走っていっても間にあわない
中古で買ったから、どうやらうまい具合に調整ができていないのだそうで…
カスタマーセンターに電話すると、元線がよくないのだろうと言われて…調節
が、結局とどかない
イライラとばたばたで喉が渇くポツネン氏
水を飲もうとポンプをこぐ
水を汲むために手を出すと井戸の水はピタッと止まり、ポタっと落ちて、イラッとする
すると水が出ている間中、玉が下がり続けていることが分かる
英国紳士のようにカツカツと歩いていって、ようやく玉とけん玉の柄の部分が一つになる
「スポッ…と!」
感想:
ポツネンワールド。
ドリフ的というかまあ、王道。それを彼のワールドへと持っていく、惹きこむ。最高でした。
KKTV的だなとこの時点で少し思ってしまった自分がいる。
しかしまあ、マイムが優雅。添えた手を綺麗に音に合わせてポンプを上下させるんだけど、それがもうキレイ。
それで横浜の時は戻すときの反動とか、そういうのまで出てなかったけど、この静岡でこう言っては失礼だがモノすっごい成長したというか、練習がなされてたというか!
もう全然動きが違ったもの。
横浜の時と比べて見方も違うことは分かっているが、これもう彼が完ぺきを求め始めているんだなということが分かった。
今回のタイトルになっている「SPOT」
それをOPに持ってきて、この流れというのもやっぱり構成力のうまさを感じる。
途中のカスタマーセンターへの電話で
「ギコギコっと、漕ぎますねぇ? スルスルっとおりますねぇ。元線? 井戸に元線なんてあるんですか? 玉の!? ああ、ぐるっと…。はい、行ってみます」
という伏線を張り、井戸の水で
「ピタッと、ぽたっと…イラッと!!」
と余韻を響かせて、オチを。
そのままけん玉は玉と一緒に上空に上がっていく。
スポットライトを浴びながら…
その少し回転しながら上がっていく姿が人に見えた俺、天に召される感じに見えてしまった俺、バカです。
この時点でやられてんだよね。
OPタイトル
フライヤーの内容が書かれた布に自身でスポットライトを当てていくという、これがやりたくてあのフライヤーなのだね!と思わせるほどの悔しくなる『完成度』。
横浜の時より数段うまくなっていたのはこれが一番分かった。
音楽のタイミングに合わせて、焦点を持ってくる感じ。光の範囲の大小をいじるタイミング。これすら彼のこだわりの練習が見て取れる。
これを見た時、ああ、横浜いってて良かったなと正直に思った。
すでにポツネンワールドに引き込まれてしまっていた俺。
OPにて完敗である。
一番大好きなアレンジでした、音楽。
だんだん重みを増しているのはなぜだ?
布には各会場が書かれているので、
SIZUOKAという文字がアップされると全員が一気に盛り上がって拍手。横浜よりも一体感があったと確信した瞬間。
この後、幕間で裏に下がることなく、OP用の布をスルスルと上にあげ、そのまま賢太郎氏舞台上。
DROPから彼は、裏に下がらずに一瞬でもお客さんの前にいようとする流れになってる。
次のコントへのつなぎの話をしだす。
これは札幌での「賢太郎の夕べ」の手法。
手には先ほどのけん玉をマイク代わりに。いくつあるんだ、けん玉!
ここで会場に遅れてきた人が到着。
前の方の席だったのでこそこそと申し訳なさそうに入ってきた女性に
「いらっしゃいませー」
と声をかけて、間をつなぐ。
…俺はこれが若干引っかかったんだよね。ま、理由はあとで書きます。
「足元暗いですから気をつけて、待ちますよー」
とか、この前のコントの説明をし始めようとしたりとかで会場いじりをする。
いろんなレポを見たら、必ずやっていることだったらしい。
すごいなとは思った。
完璧主義の彼が、それをあえて組み込んできたことにすごいなと思った。
毎回ある各会場へのファンサービスが、今回はこれだったんだな。
タワーだと各地のタワーネタを変え、第一回ポツネンでは日にちごとに今日は何の日を入れるなど、舞台を観るために足を運んでくれているお客さんへの毎回のサービスを入れてくるのは、ファンとしてすごくうれしい。
だからすべての回を見たくてしょうがないんだけどね。
タコつぼの原理の話をしだす。
その原理にタコにダメ出しをする彼。原理は東急ハンズで買う気もないのにベッドに座ってしまうのといっしょだよねと展開。そのタイミングで用意した椅子にポンっと座る。
タイミング、うまくなってるよ!
そのまま焼き肉屋の壺カルビの話に。ここの下り、少し横浜より増えてたな。
「僕は焼き肉屋さんなんかで壺カルビとか見つけるとどうしても注文しちゃうんだけど…」
のくだり。つまり壺カルビと言いつつも、壺に入れてしまってあるわけじゃなくてバットに漬け込んである冷蔵庫のカルビを壺に移してくるだけだから「バット漬け、壺一時預かりカルビ」だ、という話なんだけど。
「店員が地下に潜っていくと、貯蔵庫みたいなところに1000個くらいの壺が並んでて、そこの仙人が『持って行きなさい…』っていうイメージで…」
というくだりが増えてた。
もちろん、仙人はさすがのうまさですよ。でも脂臭そうだな、仙人。
壺の流れから、次のコントへ。
噺家かよと思わせる展開だった。
『赤いヒミツボと骨董屋』
骨董品にあるツボは毎日金額が変わる。
それを不思議に思っていた男と店主とのやり取り。
毎日100円ずつ値上がりしていたツボに隠された秘密、それは店主が毎日いえない内緒話を隠しているとからだという。
すごく怪しいと思い疑った男は、すぐに買うことをしなかったのだが、あるときツボはいっきに10万円も値上がりする。男はたまらず買ってしまった。さて、その10万円分の秘密とは?
壺の中に入っていた秘密とは
「ディズニーランドの地下には何があるのか」
「宇宙人と米軍との関係」
「あの人気連載のマンガの最終回」
「体育の時間に女子だけを集めて先生が何を話しているのか」
などなど。
10万をはね上げた秘密とは「徳川埋蔵金の謎」
それが入ったと聞いて、ついに買ってしまった男。
持ち帰ったが、その秘密をとりだす手段がない。
店主に来てもらって方法を聞くと、割ればいいという。割る割らないで口論になり、つるんとその手を滑り落ちた壺からは大量の秘密が男の耳に入っていくのだった。
しかし男の耳に入った秘密はすべてなじんで混ざってしまっていた。
ただ一つ(静岡では二つ)なじんでないものは
女子だけを集めて話したこと、そしてマンガの最終回
感想:
札幌の庭でみたネタ。黒い壺から赤い壺に変わっていた。
店主のキャラに関しては、札幌が初老風で横浜が少し若返ってたけど、静岡で戻してきた感じかな。老けてた。
あと店主のあからさま感とか、白々しさ感が増してた。口笛とかね。バカ君のお父さんを思い出した。
札幌・横浜は一番違ったのはオチ。オチが見事に変わってた。
ちょっと悩んだけど、DVDにはならないそうなのでオチも書きますかね。
男「いやー、あの漫画の最終回はそうなのかー」
店主「いえいえ、そんな最終回になるわけないじゃないですか?」
男「どうして?」
店主「ツボに入ったネタですもの。当然、ボツでございましょ」
正直に言います、読めました…!!
『アナグラムのあなぐら』
物販で売られていたトランプを使って綺麗で鮮やかなシャッフル
そのうちにそのトランプが一瞬にしてアナグラムカードへと変わる手品で始まる
さすがだなと思うんだよね
お客さんも感心しっぱなし
横浜でも観たはずなのに「おお」といってしまう自分
なんだろうね、あの人の手って
これもDVDにならないってことで書きます。
見たくない人はそうしてください。
≪猿も木から落ちる→さるもおきるちから→猿も起きる力≫
布団で寝てた猿がかわいいなぁ
≪恩を仇で返す→あだをかえすおでん→仇を返すおでん≫
おでんがちび太の串おでん風なんでだけど、おうどんくらいかわいくてもいいのでは?と思った
静岡ネタとして
「黒ハンペンの敵!」と言って自分の串を手に持って侍と対峙
侍に
「敵はいいが…、串を抜いて大丈夫なのか?」
とツッコまれてた
≪石の上にも3年→いんねんのうしにもえさ→因縁の牛にも餌≫
ものっすごく因縁のこもった顔をした酪農家の親父がかっこよかった
牛が座って、皿にのった餌を優雅に食べているのがいい
≪腐っても鯛→さいもくってた→サイも食ってた≫
牛の隣でサイも食ってたって餌。サイ好きの俺のツボを刺激する1枚
牛と並んで座っているサイがかわいすぎる
≪壁に耳あり障子に目あり→じみにあめりかみょうにしべりあ→地味にアメリカ妙にシベリア≫
≪→みょうにしべりあじみにあめりか→妙にシベリア地味にアメリカ≫
どことなくアメリカのカタカナの中にシベリアを組み込んだ創作カタカナで笑わせる
二発目はシベリアをアメリカ国旗に色付けて笑わせる
こういうのはうまいよなー
≪瓢箪から駒→こらまたひょうかん→うらたこまかひょん→うかひょこたまらん≫
モチーフは植木等さんだろう、喜劇王:荒又瓢勘シリーズ
映画のキャッチコピー三連発といったところかな
うかばなかったんだか、やりたかったんだか…
≪飼い犬に手をかまれる→いまかにをぬいてるかれ→今蟹を抜いてる彼≫
トモ子シリーズ
裸で荒々しく蟹の脚を抜く彼を両親に紹介するトモ子
あのトモ子かと思うと、父さんは久ヶ沢さんなんだよね
横浜に比べて会話がすっごい足された
母「父さんも何か言ってあげてください」
父「いや、その…トモ子が選んだ人なんだから…」
≪嘘から出た真→そでからうまとたこ→袖から馬とタコ≫
トモ子さんの二人目の彼
眼鏡スーツの男性は両そでから馬とタコが顔と脚を出してます
母「ね、お父さん…馬の体の部分はどうなっているの??」
父「そ、それは…なんだ、…と、トモ子が選んだ人なら…」
≪河童の川流れ→わなのかっぱがかれ→罠の河童が彼≫
トモ子さんの三人目は河童
父「分かってる、今日は…言う! トモ子、せめて人間の彼氏にしなさい。だいたいお前は、どういうところで男性と出会っているんだ? そもそも、男性なんだろうな?」
このへんの会話の増量はけっこう嬉しかったな
≪時は金なり→かなりきとはね→かなり木とはね≫
トモ子の連れてきた四人目はもはや木
父「木だとは聞いていたが、かなり木とはね…、父さんは認めんからな」
≪鬼の目にも涙→だめなのにみおもに→ダメなのに身重に≫
トモ子、認めてもらってないのに身重に
父「トモ子!(連発)」
母「父さん、仕組みが知りたいわ!」
二枚目:丸太を抱くトモ子
父「根本的な質問をするぞ! 木の赤ちゃんは、芽じゃないのか? 表情を変えろ、表情を!」
無表情なトモ子がかわいく見えてくるから不思議だ
≪餅は餅屋→もはやちちも→もはや父も≫
トモ子の父も木になっている…
お母さん、冷静。
シリーズラストは家族の記念写真で
母さんとトモ子以外は人間いないし、飼い犬も丸太だし…
静岡では父だけではなく、賢太郎氏の指も木になってるという小道具まで作る
いつ発注したんだ!
余談だが帰りの電車内で興奮して泣きそうになっている女子がいた
お名前、トモ子さん
あれだけ連発されて呼ばれれば嬉しかろうと思った
俺もいがらしとかたかはしとかだったら嬉しかっただろうか?
『怪物のお医者さんの診察室』
白衣とニット帽、眼鏡を装着してコロ付きの丸椅子に座る
「はい、次の方どうぞ」
と初老の医師の役で始まる。はじめの患者は小さい何か
胃がむかむかするという患者の体温を測ろうとすると、体温計を食べちゃった
喉を見ようと木の棒をさし出すと食べちゃって、デスクライトも食べちゃって、お腹一杯になったと帰っていくちっさい患者さんは腹が減っていたのだという診察結果
次の患者さんはものっすごいでっかい、ものっすごい脚の多い、何か
胃がむかむかするという患者さんの血圧を測る
上480下310で正常
体温計は一番大きいやつ 81度3分、平熱
消化器系だろうと、胃カメラを入れることに
ということで自分が中に入っていく
そこにはさっきの小さい何かがすみついていた
相手は悪玉菌、そいつを連れ出して、解決
胃がむかむかする原因は、胃にむかつくやつが住んでいたかららしい
巨大な患者さんは帰っていくが、捕まえた何かが診察室で暴れ回る
こいつを退治してフライパンにておいしく調理して食べて…すると先生自身が…
感想:
札幌でもあったネタですが、こちらは札幌で見たネタを2本のネタをミックスさせて組みあがったネタ。
前半はストーリー性を、後半は音とマイムを重視した感じでできてた。
もちろんマイムの完成度、小ネタ盛り込み度が上がりまくってる。
いるよなー、こんな医者と思わる言葉をポンポン入れ込んでくるのがすごい。
ウインチ使って、患者さんの口まで登っていくマイム、中に入っていくところの動き、胃の中で一言「くっさ!」 っていう言い方がうまい。個人的に札幌からの「臭いですねー」が好きだったので、なくなっていたのが残念。
胃カメラは使い捨てカメラ。これは一瞬フラッシュがつくし、すごい使い勝手いいんだろうな。札幌の時は携帯の写メだったけど、フラッシュの感じがほしくてこっちにしたのかな?
悪玉菌との会話が増えてた。
「それはお前、Lカゼイシロタ株だろ?」
という内容は、個人的にツボだった。
あと、体温計を振っている場面で
「この動きで世代の差が出るんです」
といわれた。水銀体温計かぁ…、もう分からない世代がいるのかな?
巨大な患者さんが帰るとき、地響きがして賢太郎氏が揺れるんだけど、会場内の数名がいっしょになって揺れていたことに
「どんどん揺れてください」
「もう遠くにいったけど、まだ湯のみに波紋が…」
というアドリブも。こういうの好きなんだろうなぁー
『シリーズ ない』
紙芝居、メロスみたいな?
ありそうでないものを次々と出していくというネタ
ないひらがな
…すみません、表現できません…
ない国
フィスロ
ブラジリスタン
カナダニア
南アフーン
メキシ
ない!
の分かっているが、世界地図に矢印で組み込まれるとありそうな気がする。
ない慣用句
ありそうでなさそな慣用句をバンバン出していく
最後に自分が紙芝居の枠の中で、江戸っ子二人の会話を
このシーンが、唯一アップで賢太郎氏を見れる瞬間(遠い席のお客さんに)だろう
これもDVD化しないこと前提で、書き足します。
慣用句だけはメモってたので、たぶんこんな会話だったという記憶のもと、引っ張り出します。
枠におさまった賢太郎さんの江戸っ子口調で脳内再生してみてください
おいはっつぁん! 「鬼の朝飯も冷める話」たぁ、一体なんでぃ?
おう、「片目でそろばんをはじいて」よーく聞きな
なんだって? そんな「隣りの畳をひっくり返す」よーな話に、勝算があるのかい?
ああ、「瞬き八つ」よぉ。いいかい、「急須に孫をつめる」たぁ、よく言ったもんでな、あいつは「座布団に虎を偲ばす」様な奴なんだよ
たしかに、「貧乏くらげの目がまわる」たぁよく言ったもんだな。でも今あいつは「トンビの綱渡り」だよ
なんだってぇ! こいつぁ「膝に油を塗られ」たぁ!
幕間
手品っぽく白いテープをとりだして、バミり始める。ここは札幌からいっしょ。手品はなかったけど。
このときにBGMでかかっているポツネンにウッドベースっぽい動きをするのがわりと好きな俺。
あと、テープの上を綱渡りしてくっつけたりとか、その間も楽しませるようになってたかな。
今回分かったのが、意外としっかりかっちり切ってるわけじゃないんだ。けっこう長めで切っているんだということ。最後をそばちょこんと折ってたりする余裕とか、ああ、もう撤収まで考えてるのかと思ってしまった俺。
四角形にテープを張り終えたところで次のコント。
『一坪の小国の王様 かの国に憧れる』
一坪の世界で一番小さい、人口たった一人の、まだ名前も場所も国旗も決まっていない国を作ろうとする王様
王様にはめざしている国(タングラムにてニポンを作る)があって、その国をタングラムを使って説明
公約を掲げ(タングラムにて吹き出しを作る)、国を豊かにさせ(タングラムにて右肩上がりの矢印)、飛んできた鳥を打ちをとして経済の糧とする王様
撃ち落とすには武器が必要なのでニポンの四国と九州を持って「トライアングル49」と命名
ちなみに唯一の武器で、MAXの軍事力で、守備範囲がチョップ軍隊くらい
通貨を決めたり、そのほか、国歌や国技、国鳥(かっこいいのがいいらしい)・国獣を決めていかなければと意気込む
便利な王様手帳にはいろいろ書いてあるらしい
いろいろメモしていく王様は、自分の目で見て、触ったものしか信じない
人の目というのは惑わされやすいから
ずっと置いてあったけん玉の玉の部分がリンゴだったとしても、その林檎がいつのまにかダルマになっていたとしても、気付かないという手品を踏まえて
王様のありがたい説明は観客が手元ばっかりみてるから(そりゃ、手品が気になるからね)ここでいったん終わり、憧れの国に出かけてこようとする王様
と、そこに通りすがりの鳥が飛んでくる。
あわててトライアングル49を持ち出して捕獲…ハトでした
王様がっかり…
感想:
札幌では、小国を目指して旅立つという内容だったが、こちらは見に行ってくるという形で前半が終わった。
タングラムの小さいネタが増えてた。
大小の小さな三角形で遠近法の比較
遠くのピラミッドと近くのテント
遠くのテントとすっごく近いところに置いてある生八つ橋
俺は実は、札幌の時のネタが好き。王様ももっと歳の若い青年のような設定だった。彼が憧れの国をいろいろと調べていく姿がかわいかったな。
今回増えていた王様手帳。国獣がドラゴンやユニコーンの国があるらしく、王様は存在しない動物でもいいのかという驚愕の事実を知るところ、好きだ。
通貨はポッドに、国獣は象に。紙幣デザインには象を書いて…象印ポッドだね!
というくだりは、物語の中に綺麗に組み込んでいた。
横浜ではカテコで使っていたネタでした。
あの長いセリフのどこをどう切り張りして、くっつけていくというのか。
こわいなー、あの人は。
そして、ドヤ顔をみせるどS。さすがでございます。
『ハンドマイム 線上の手男』
こちらはまあ、お伝えすることができないで
今回のラストは月面。いやし効果ってかさ、眠くなってくるほどの優雅さ?
もうなんかてじゃなく見えてくるんだよねー
『閏年生まれのうるう人』
2/29に生まれた閏年誕生日の、さらに稀な人、うるう人
彼はどんな時でも一人あぶれてしまうという、悲しい運命を背負っている
人類の盲腸なんだ、地球の親知らずだと卑屈になっていく彼
そのうちにうるう人は落とし穴を掘って誰か一人を、落としてしまうことであぶれてしまう一人を自分でない誰かに押し付けてしまおうと考え、深い深い落とし穴を掘っていく
今までの人生を卑屈に語りながら彫り続けた穴は、いつのまにか一人では上にたどりつけないほどに深く深く達していた
助けを求めあがくうるう人だったが、いつの間にかそこに居心地の良さを感じてしまう
横に穴を広げて部屋を作る
服を作る
ハンバーグを作る
ペットの象を作る
家族や友達もつくって…
ここで一度場面はかわり、賢太郎氏はアナグラムへと入ります
すでに並べられている50音を使ったアナグラム
やすいたくらみ
おとしあな
よきせぬふかさに
つちをほる
そこのまわり
ひろめても
うえへはゆけん
ねむれ
その文章でふと、うるう人に戻る賢太郎氏
「よかったぁ…、一文字も…余らなかった…」
そして地面にスポットあいた穴の中でひとり、眠りにつくのだった
感想:
横浜と激しく意味合いが変わっていたこの作品。はっきり言います、泣かせにいったんだ、間違いない!
そして、いろんなレポを読んだ限りこの静岡の時、かなり入りこんでいたのではないだろうか。
ビックリするほど怖かった。
普通の演劇舞台に行った時の感覚。印象。
横浜ではもっとどっちとも取れる最後だったはずなのに、後半に来て「僕一人が抜けたことで…」という感じが前面に押し出されてた。
最後、幸せそうに眠ったんじゃなくて、うずくまってから少し微笑んだのが印象的だった。
maruを連想した人は、ここで終わったと思ったはず。横浜のときもそうかな。
札幌で「一坪の国」の話が、二部構成だということを知っていた俺はそうでもなかったけど。
あれで終わったらすくわれないよなー。
穴を掘っていく動作の度に、細かく脱出用に用意しておいたロープが上にあっていく。スタッフの小さな苦労が見て取れた。
『一坪の小国の王様 かの国から帰る』
憧れの国の観光を終えて帰還した王様
買ってきたお土産を並べて、アジアの小国物産展を開催する準備を始める
お土産はけん玉、赤い壺、紙芝居の枠、井戸ポンプなどなど
ならべて行きながら、小国での思い出を語る
でも買って来たもの使い方やら聞いてきた話が本当なのかどうかも王様には分からない
分からないことだらけの王様だけど、それでいいのだ
だって自分がこの国を作っていく
この国のことをは自分が決めていくのだからと
展示会場を照らすためにスポットを当てる
すると並べた物産品の影から王様のペットが現れる
「なんだ、こんなところにいたのか」
感想:
最後にスポットを当てると象が現れるというオチ。
横浜では並べるのに苦労しておりまして、間ができてしまいけっこう大変そうだった。
間が大事なのにと思ったのも事実。でもまあ、うまく改善されてた。
サクサクと並べていくし、王様の説明も綺麗につなぎになっている。
そこにつながるんだなーというネタも含め、小話もあり。
KKTVで予習して行ったため、オチが予想された横浜。それよりも象の完成度が上がっていたのは…自分が舞台の中央に近い位置に座ったからなのか?
うるう人の話を断ち切るためなのか、場面代わりの王様のテンションがものっすごい高い。
冒頭にけん玉を披露…成功!
本当にうれしそうなのがいいなー。
カテコ
三回目でスタオベがあるほどに、やっぱり公演としては完成度が高かったんじゃないだろうか。
最前列の人とハイタッチしてるとき、自分が一番うれしそうだった
夢の最前列…もう無理なんかなぁ…
総評:
総評って、なにえらそうな!
前にもちょっと書いてますけどね
どうしてもこう…前作と見比べてしまうというのがやっぱりある
だってせっかく取れたチケットじゃない、満喫したいじゃない
だからDVDで予習しちゃうわけです、ポツネンとかドロップとかKKTVとかね
それを吹き飛ばすだけのもんだったか…という「あれ?」が横浜にはあったと思う
それは否めない
でもこの静岡公演
うーん、圧巻☆
静岡取っといてよかった!
悩んだけど、遠征に踏み切ってよかった!
つか、札幌の「庭」もちゃんと行っといてよかった!
札幌に行ったから、原点を見れたし
横浜を見たから、これだけの比較ができたのだと思うし
考えてみれば、横浜のだって彼の言う「成長」を絶対に感じさせるものだった
くやしいなぁ
それがまあ、印象
やられた、悔しい
そしてまたファンから抜け出せないわけだ
俺は何年彼のファンなんだろう
このからも何年彼のファンでいるんだろう
どの公演に行っても圧倒させられて、鳥肌立って、泣かされそうになって
彼の作品の後の興奮、そのあとにくる自虐とか卑屈
次の彼の作品を期待し、待ち焦がれる糧というかまあ、希望
いつもそうなんだけど、今回も外すことなく全部襲いかかってきてね
尊敬はもちろんだけど、圧倒とか現実味がないとか
そんな言葉がどうしても連なって出てくるんだよな
素晴らしかったです、としか言いようがないです
またあなたに打ちのめされました
それとは別にね
毎回毎回チケットが取れない
それって俺だけじゃなく、見れない人がたくさんいるってこと
つまり、望んている人がそれだけいるってこと
決して彼の、彼らの公演を短いと思ったことなど一回もない
それなのに取れないチケット
一体どのくらいの人間が彼に魅了されているんだろうなと改めて感じさせられる
そして二回も見れた俺は相当の幸せもんなんだよね
横浜でしか見れなかった方は、DVDを心待ちにしていたと思う
いやいや、チケット取れなかった人、都合が合わなくてどうしてもって人だっていっぱいいたはず
結果、「収録してません」の一言
それはねーだろ!と本気で叫びそうになった
ただ…地方地方で、客をいじっていたと聞いたときに「ん?」って思ったんだよね
じゃあどこを収録するのさ?と
札幌でのこと
「賢太郎の夕べ」だから、来た人が楽しんでもらえるように~
みたいなことを言っていた
結局、ポツネン氏の庭も収録してなかった
それはまあ、今回のSPOTをみこしてのことだったろうと思っていたけど…
うーん、納得いかない!!
こうなったらKKTVのDVD化を期待するしかないだろう
長々と読んで下さった方、ありがとうございました。
これ読んで、少しでもあの時を思い出す役に立てば…、あるいは脳内再生でどんな舞台だったかを分かってもらえれば幸いです。