沢山のメーカーを検討してきて最終的な比較をする段階になると、『本当にこれで良いのか?』という気持ちになります。
大きな買い物ですから、初めて建てる時も普通はそうなんでしょうが、私達は庶民のくせに2軒目を早々と建てる訳ですから失敗は出来ません。
私的には「これだけ検討してきたのだから、大丈夫だろ?一流メーカー、ローコストメーカー、中堅と全部観たし。」とお腹いっぱいだったのですが、奥さんは違います。流石、こういう貪欲さは尊敬します。
ここに来てハウスメーカー選びサイトで3社も申し込みをしてました。(嘘だろ!?)
ア○工務店、悠○ホーム、w〇th HOME。いずれも中堅メーカーとなりますが、今回は第1候補となったメーカーについて。(ほか2社も結局見学しました)
7.ア○工務店
創業から十数年の会社で、急成長を続けている会社です。株をやっているとこんな好業績、急成長のメーカーは非常に気になる所です。
この会社はフランチャイズ化する事で、急拡大を図っていますが、製品に関しては多くのラインナップという展開にはせず、汎用性の高い高品質な物に絞り込んだまさに『中間層(中堅)』をターゲットにした会社です。
ローコストではありませんが、上位メーカーに近いもの、準ずる素材を使って高性能を実現しながら価格帯は庶民に手が届くというコンセプト。
成長率は13年連続国内No.1というだけで、いかに競争力の高い提案をしているかと解ります。
初回訪問時には、これまでの経緯を伝え、「土地・予算・間取り・見積もりはほぼ出揃っている。もしもこの内容で他社を上回る提案をしていただけるなら?」と、余り時間をかけたくない性急な会話をしました。
担当者は他社からの経験者転職が多く、状況を理解して貰えて短期間で造成を含めた細かい見積もりを出してきました。
これまで、このスピードはローコストメーカーに多く、出して来た見積もりは中堅クラスの内容だったので余り面白くはないという第1印象だったのですが、その細かい内容を改めて精査すると、まさに今奥さんが追い求めていたジャストフィットの提案でした。
見積内容には、拘りの内装品(大きいカップボードやトイレ、キッチン等の装備品)がしっかりと入ったうえでの提案。他社は選びたくない標準品が見積もられた上で、好みの製品に変更するには別予算といった内容でした。
え、太陽光もついてアレもコレもついてこの値段なの?といった内容。他社が『トリプルガラスは〇枚までで、それを超えるとオプションです。』みたいな交渉なのに、『当然、全対応です』みたいな。
連続成長に株トレーダー目線で期待していた私に比べ、余り期待をしていなかった奥さんの目の色が変わりました。内容を詰めれば詰めるほど、ここが第1候補に。
【検討終盤】
7社について印象を書きましたが、他にも3社ほど検討をしました。単なる見学とかではなく。
正直、メーカーからは面倒な客だったと思います。2軒目だから知識はあるし、露骨に他社比較を口にするので。1軒目の時は、私も単身中で営業職というメリットを出せないままの契約でした。
今回は他社競合モリモリで、交渉佳境には投資での資産をチラつかせ、最後まで中身を煮詰めました。土地に関しても目処が立ちそうなので、次は契約の話になると思います。