虐待と育児放棄の末 | FMのブログ

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昔のカメラNikon FM

最近はあまりニュースに出なくなったが子供の虐待が増えている。

子供が親から虐待を受けることが多くなったためか子供の忍耐力が

異常に強くなっている傾向なようだ。

 

2006年8月に大阪市生野区で発生した2歳児虐待死事件の公判に参加しまし
た。被告人石原は内縁の妻が前夫との間に生んだ2歳の男の子を自身の鬱憤
晴らしの為、1ヶ月間に渡り暴行や虐待の数々を繰り返した。
子供の母親「堀江美香」は衰退する子供を守ることはせず、亡くなった当
日、駆けつけた警察官に自分が虐待しましたと石原を庇う虚実を述べてい
る。堀江は夜の仕事をしてたが、この頼りない母親がいなくなると虐待は始
まった、子供を抱き上げる石原、そして床に落としたり子供の顔面に数回に
拳が飛ぶ、恐怖のため子供は尿を漏らしたようだ。1ヶ月に渡った虐待は悲
しい結末となり、私は法廷の片隅で怒りを覚えた。傍聴席では子供を思う悲
しみの啜り泣き声が聞こえていた。

 

また別の事件でも大阪市西区内で小学生の少女に日ごろから虐待をして

食事も与えず、真冬の冷えるベランダに締め出したりして餓死と低体温症

で死亡させたあげくに、少女の遺体を奈良県内の山中にある墓地に埋めた

事件もある。

 

虐待を受けた子供は、どんな気持ちだったんだろうか?

それでも親とみているのだろうか?申し訳なさそうにボソボソと話す

児童も多くいる。

 

大阪市生野区で発生した2歳男児虐待事件では前の夫との間に生まれた

子供が2人。上は女の子で既に小学校に通いだしていた。早いうちに

和歌山県内にある被告人の実家に預けられていたため、H美香被告(母親)

とは別居だったが、当時2歳の男児が被告人と交際中の石原被告人と同居

をしていた。母親は水商売の仕事をしており夜は石原被告に男児の面倒を

見てもらっていた状態だった。裁判での石原被告の証言では自分とH美香

との間に子供ができないことに、苛立てていたらしく、2歳男児を折檻し

虐待を毎日行っていたという。

 

床に男児を落としたり風呂の湯舟に顔を沈めたりして溺死寸前になるまで

虐待を続けていた。男児が恐怖のあまり失禁するも、腹をたて更に虐待を

エスカレートさせていく。

 

いつものようにH美香が出勤していったあとに恐怖で血の気の引いている

男児を虐待を始めたのだ。抱き上げて、床に落下させたいたら反応しなく

なったので、しばらく様子を見ていたが時々身体を痙攣させていたようだ。

深夜になっても男児が起き上がってこないため、石原被告はH美香に連絡。

H美香被告が帰宅すると既に男児の様子がおかしいことに気付き、119番

通報して救急車を要請したのだが、事情を聞かれると石原が逮捕されるので

自分が虐待をしていたことに話を合わせることになったそうだ。

 

119番通報により救急車で病院に搬送された男児は病院の医師の診察で

虐待の跡とみられる痕跡をいくつもあったため警察へ通報しH美香被告は

逮捕された。その後、交際中の石原も呼び出しを享けて事情を聞かれたが

H美香のいうとおり、H美香がしつけとして虐待をしていたと証言。

しかし、同じマンションの住民からも子供の泣き声などは決まって夜が

多かったことなどから石原被告に再度事情徴収を求め自白にせまった。

 

この事件で石原被告に懲役9年の実刑判決が下りた。また犯人を隠蔽した

H美香被告も懲役実刑判決を受けている。

 

本当に子どもを虐待する大人・・・・

ある意味、宗教が絡むと人命の尊さが失われるような気がする。

日蓮正宗も創価学会も真言宗も念仏も様々な宗教が日本にはあるのだが、

自分の利益だけを貪るようになったのは昭和30年代からだろうか?

 

犯罪も年々陰湿なものが増えたような気がする。