競馬の名馬は引退後も一定の利益を得られる。
ディ―プ・インパクトという名馬が誕生してから競走馬になるまでは、本当に強い馬なのかわからない。
調教師もディープインパクトを初めて見た時は、強いとか速いとか、そういう印象を持つ馬ではなかったらしい。
1歳にも満たない馬を見て判断する調教師もいる世界でディ―プインパクトを育てるのも本当に博打みたいなものだったという。この馬に数千万円もの費用を掛けなければならないわけですし、育てるのは容易いことではない。
けっして大きい体格ではなかったディ―プインパクトだったが、なぜか牧場で仲間と走っているシーンを見ると常に先頭を走る習性があるそうだ。馬の世界は先頭を走る馬はグループのボスとしての役割を果たすそうだ。しかも馬は自然界においては弱肉強食でも弱肉の分類にはいるため、逃げるのは当然である。足が早なければグループは食われてしまう・・・・
ディ―プインパクトが初レースを迎えた。
初レースは優勝できなかったものの調教師は手応えを感じたという。
こいつは名馬になる・・・
次のレースで優勝を飾り、連勝を続けていった。
歴史的快挙を残したディ―プインパクトだが引退後は種馬として活躍する。
一頭の馬から何頭の馬が生まれるのか?予想ではありますが少なくても100頭はいるのではないか?
そのディ―プインパクトの子孫の中にも使い物にならない馬も存在するし使い物になる馬もいる。
競走馬の殆どは自然に生まれた馬ではなく名馬の遺伝子を持っている。
その名馬のDNAがいつの代で輝くのか?直後で誕生した仔馬は怠け馬だったが、その次の仔馬は足が速いなんてこともある。
。。。。。馬の話です。
人間も同じです。
種人つまり種男もしくは菜種男
菜種提供者で多い年齢は18歳~28歳で大学生が多い。
アメリカで起きた問題
自分の精子で生まれた子どもの数がどんどん増えていく。喜びは精子バンクに対する怒りと苛立ちに変わっていった。2023年12月時点で、彼の子どもが少なくとも97人いる。
学費のために精子提供 ディランは1990年9月、ジョージア州アトランタで生まれた。両親はどちらも博士号を持つ。父親は犯罪心理学者で、母親は名門エモリー大学の教授で専門はアメリカのアート史だ。最初の13年間は小さな私立学校に通い、高校3年生のときに家からほど近い公立学校に転校した。ジョージア州立大学では心理学を専攻し、教育研究の分野で修士号を取得すべく同大の大学院に進んだ。 精子バンクの存在を知ったのは、大学で寮生活していたときのルームメイトから。ルームメイトは週に3回、精子バンク「Xytex(ザイテックス)」に通って精子提供をしていた。ザイテックスはアトランタ、オーガスタなどジョージア州の5都市とノースカロライナ州シャーロットにある大手精子バンクだ。 「ある日、彼が『1人紹介すると300ドルのボーナスがもらえるから、関心があるなら紹介したい』と言ってきました」 紹介ボーナスは精子提供者を増やすためのザイテックスの戦略だ。ディランも学費のために、深く考えずに提供を始めた。2011年1月のことだ。
増えていく子どもの数 大学時代は1年間以上週に3回提供し、大学院に入ってから提供を再開した。 23歳のとき、ザイテックスから「あなたの精子でどれだけ子どもが誕生したか知りたいですか」と聞かれた。「もちろんです」と答えると、「2人」と伝えられた。 翌年も全く同じ質問をされ、「8人」と言われた。 26歳になったとき、ザイテックスから血液検査やサインが必要な書類があると連絡があった。そのとき、すでに50人の子ども(女の子26人、男の子24人)が誕生していると知らされた。まさか50人とは思わず、「15(fifteen)」と聞き間違えて聞き直すと、「50(five zero)」だった。 「その50という数字を、どう咀嚼したらいいかわかりませんでした。」 2021年3月、改めてザイテックスに問い合わせると、「77人が誕生している」と言われた。彼の精子で生まれた子どもはさらに増え、2023年12月の時点で、97人にまで達している。
2020年、いくつかの家族から連絡を受けて初めて、自分が関わったことの重大さを理解し始めた。ザイテックスから、自分の精子がオーストラリア、カナダ、イギリス、イスラエル、中国に輸出されたことも教えられた。アメリカでは少なくとも9州にわたっている。
日本では、こんなことも発生している。
結婚したが夫婦の間には子供が出来なかった。病院で旦那の精子を検査してもらうと、この精子では子供はできないと言われた。同世代の夫婦は既に2人目3人目の子供を出産しているのに自分たちには1人の子供もできない。そういう悩みを抱えながら夫婦生活を送っていた。ある日、知人から精子バンクの話をしてきたという。いろいろとネットで検索すると精子を提供してくれる団体では精子提供者の情報などを知った上て提供を受けることができるのだが、費用が高くとうてい自分たちの資産では提供を受けることはできなかった。
さらに検索を続けると精子提供でも病院で体外受精と自然受精の方法があり自然受精だと提供者と一定の期間だけ性行為を繰り返して妊娠が確認されるまで1週間に2度の割合で性行為をするというものもあった。こちらのほうが費用も安く相手の男性を知ることができるという変な安心感があったそうです。
自然受精を選択して相手の男性を紹介してくれるボランティアに連絡をしたら京都大学在学中の日本国籍の男性を紹介された。その男性の写真も見せてもらい精子提供を受けることになった。旦那に相手の写真と学歴を教え理解を得た。提供を受ける男性から連絡があり、会う日と時間を決めた。その日、約束場所へ行くと男性はギリギリの時間にやってきた。口数が少なく直ぐにホテルに入り直ぐに性行為をした。
次は三日後、更に三日後と性行為を続けていく。そして2カ月以上が経過し3カ月を目前に婦人科で妊娠検査をすると無事にご懐妊になった。自分たちの子供ができたと旦那と祝ったという。
そして10月後、無事に男の子を出産。
旦那に似ていない子供だったらどうしようか?そんな悩みもあったが旦那は、そのあたりは努力していくということで収まった。ところが収まらなかったのが精子の提供を受けて子供を出産した女性側だった。やはり本当の父親である男性と会いたくなって、これっきりの関係の約束を破ってしまう。
女性の心理的な現象だろうか?
それっきりの関係を破ってしまい男性の居場所や現住所を探偵を雇って暴いて再度会う約束を交わした。そしてさらに性行為が続く。初めは精子提供の目的で種無の旦那も理解の上だった。ところが今は事情が異なる性行為になっている男性は性欲を満たすための行為、女性には精子提供とはことなる性的欲求と愛情を求めてしまう。
これが数年間つづいて破局を切り出したのが男性側からだった。
もはや女性には亭主は2人いるようなもの、生活をする旦那、性欲と愛情を満たしてくれる旦那の二人との関係になっていた。
破局を迎えたのは、そういう関係が1年半ほど続いたある日、精子提供の男性から連絡があり、もう永遠に別れようということになったのだが、その時の女性は男性が日本戸籍ではなく中国戸籍であることを伝え裁判所で争う姿勢を見せたというものだった。
種馬にも悩みがあるもんだ・・・・
ある意味、種無し男が亭主になるっていうのも問題かもしれない。
結婚する前に僕は種無しです!とか、卵無しと表記しとけって感じ。
でも愛情は自由だから、子孫を残したい思いは同じだけど出産に拘らないで子供を引き取るという方法もある。
しかし、実の子供ではないのは事実だけど、引き取られた子供も施設で育てられて、その環境に慣れているのなら、引き裂かないほうが良さそうだし、難しい問題です。