キョトン | 冨永竜オフィシャルブログ「ラーメンはみそ汁の代わりだがや」Powered by Ameba

キョトン

嘘のようで本当のことである



ドラマのようで現実のことである



昨晩、深夜1時ごろに池袋駅から歩いて10分くらいの大通りを歩いていた。



30人くらいの工事の方々がやってる横をトボトボと歩いていた



その時



今まで聞いたことのない『キャーーーーー』って声がして
いや、『キャーーーーー』より『ギィヤアーーーーー』の方が近いかも。



声のする方を見てみると、20回建てくらいのマンションの階段を必死に下りる女性が



そのすぐ後ろを、なんかデカイものを持って追い掛ける男



途中、追い付かれそうになり、そのデカイので振りかぶり女性を殴る男



女性が、フラフラになりながら必死に下りてくる



下のマンションエントランスから飛び出た瞬間に、また身体をデカイ物で殴る男



逃げる女性。



俺も、工事の人も6車線向こうの光景に唖然



すると、女性が車がビュンビュン通る6車線を必死に横断してくる



命からがらたどり着いた様子で、俺と工事の方々の方に走ってきて



仕切りに『助けてください。殺されます。助けてください。』ってSOSを求めてきた。



気が動転してるのか、息を荒らしながら、瞳孔が開ききってる女性



格好を見ても、ほとんど下着姿。見たところ20歳くらい。



工事の方と俺で、女の子を取り囲む。



すると、少し遅れて男が追いかけ横断してくる。



紫のような髪色したロン毛に背丈が小さい男だ



女の子のところに到着すると『おい。お前、こっち来い』と怒り狂ってる様子



これは近づけちゃいけないと誰もが察し、工事の方が女の子を守り



俺が一人で男をおさえる



工事の方が『お前、こんな可愛い女の子になにしとんや?どうしたんや?』と聞くと



男が『コイツが包丁振り回してきたんです』と発する



すると女の子が『違います。いきなり首閉められて死ぬかと思い、必死に抵抗しようと持っただけで、それで命からがら部屋から逃げ出して、人がいる方へ行かなきゃと必死に走ってたら、ベース(楽器)で殴りかかってきて、2回殴られて。もう嫌です。死にたくない。』と



それを聞いて男が『何でも良いから携帯返せよ。とりあえず、こっちに来い。』と、何度も何度も言う



女の子が携帯2つ持っていて『携帯は、私のなんです。私名義で作って、私がお金も払ってるんです。ってか、家に帰りたいです。そこ私の家なんです。コイツお金払ってないのに住み着いてるんです』と



聞いてみると、彼氏彼女の関係だと。



俺が『お前さ、男なんだから女の子を傷つけるなよ。ましてや、暴力なんて情けねぇぞ。』と言ったら、男は黙り混む。



少し経つと、また男が『おめぇ、警察来たら俺たちヤバイぞ!おい、帰るぞ』と、男がまた強引に女の子の方に近づく



俺が行かせるわけがない。止める。



近くの方が警察に通報してくれたみたいで、5分ほどで警官到着。



そこで警察に引き渡し、軽く質問される。



そこにいた誰もが女の子を心配になり、少しのあいだ待ちぼうけ。



女の子が寒い寒いというので、警察の方が一緒に部屋に同行。



その20分後ぐらいに、男も警察と同行して部屋に行った。



ものの10分くらいで、警察が全員戻ってきて『皆さん、ご協力ありがとうございました』と。



みんな、キョトンとなる。



工事の人が『え?大丈夫なの?あの子、一歩間違えたら殺されちゃうよ』と言うと



警察が『大丈夫です。落ち着きましたから』と



俺が『男は?』と聞くと



警察が『部屋に一緒にいます』と。



アッサリ現場は終了。



俺も工事の方も、なにがなんだかわからなかった。



これ、嘘のようで本当に遭遇した出来事。



まぁ、信じるか信じないかはアナタしだいです。