今日は敬老の日でした。
でももうすでに意識のない母、そんな日も関係ない状態でした。
いつものように母の病室を訪ねました。
肥大していた舌が小さくなった分、隙間ができそこから唾液とともに
出血するので口の両端にかーぜが詰められていました。
正直、哀れな姿です。
それでも母の手足にいつものようにボディークリームを塗って、
マッサージをしていました。
定刻になり自動的に血圧が測定されて、アラームが鳴りました。
いつものように呼吸数の乱れかと思っていたら鳴りやみません。
主任看護士さんがやってきて、血圧が下がっていることに気づきました。
今まで見たことのない値です。
すぐさま母の頭を下げ
「しばらく様子をみますね」と。
しばらくして再度測っても同じような数値。でも看護士さんは
「大丈夫。心拍数が大きく変動してないから」
不安な気持ちで兄や息子たちにメールをしました。
兄からすぐさま電話があり、でも大丈夫みたいと答えて。
その後いつも通り経管栄養を始めると少し落ち着いてきました。
面会時間ぎりぎりまでいつつもりでしたが、そこまでいてもし急変したら?
とおもい、主任看護士さんに再度血圧を測定してもらいました。
一応80台まで回復したのを見届けて自宅に戻りました。
この夜はいつ急変するかと思い、1時間ごとに携帯を確認し
寝不足のまま朝を迎えました。
血圧が下がると人間は必死になって全身に血液を送ろうとするから
心拍数が増えるそうですね。
あのモニターのアラームは本当に心臓に悪いです。