今年初めてのアゲハ蝶が庭に飛んできた。
アゲハ蝶を見て春、いや最近は四季ではなくて、二季というのか?
季節が変わったのを知る。
窓あたりに見えたアゲハ蝶が、明らかに、下降したのが分かった。
なんかもしかして?
慌てて庭に出てみると、
「やられた!」時すでに遅し。
こんな猫の額ほどもない、とても庭なんて言えないスペースに、置いてあるレモンと、ミカンの鉢植え。
それもまだまだ小さくて、ようやく新芽が出てきたところ。
まるでどこかで監視していたんじゃないのっていうタイミングだ。
もっと立派なミカンの木があるお宅は近所にもある。そちらのほうが、葉が茂り幼虫のえさとなる葉も豊富なのに。
なぜわざわざこの我が家の小さな小さな、苗みたいなミカンの木に卵を産み付けるのか?
さっきのアゲハは去年我が家で、羽化した子だからとしか思えない。
ちゃんと自分が羽化した場所を把握しているとしか、考えられない。
もしくは、ここの家の住人は、なんだかんだ、葉を採ってきてくれて、世話をしてくれるって、遺伝子に記憶されているとしか考えられない。
それくらい我が家の、ミカンの木は、目立たなくて、とても小さい。
何も考えずアゲハが飛んでいたら、絶対見付けられないところにおいてある。
こんな小さなミカンの木だから,昨年は、結局飼育ケースに移して、人間がせっせと、柔らかい。農薬やら害虫のついていない葉を採ってきて、世話をした。
何十匹も羽化させた。
別にそれが趣味でもなく、ただアゲハがどんどん卵を産んでしまうから。
卵を発見してしまうと、どうしても見過ごすことができなくて、春から5か月間もお世話してしまった。
でも世の中にはもっと上手な人がいて、それが趣味なの?っという人もいて、アドバイスしてくださった人もいた。
今年は正直もうそこまではしたくない。
に蝶なるまで1匹が食べる葉の多いこと、なんだかんだ毎日葉を採りに行くのは大変だったから。
よほど大きな柑橘の木がなければ、葉の調達は難しいと思う。
しかしもう3つぐらい卵はついていた。
困った。
そしてまだ4月。
いくら何でも早すぎるんじゃないの?