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作詞・作曲について

ミュージシャンの中には天才的に上手い奴がゴロゴロいる。

しかし、その天才がプロの一線級で活躍する可能性は極めて低い。

Dizzyから一緒にやっていたスーパーベーシストの瑞木学は今でもプロよりカッコイイし上手い。

三瓶、佐久間学、サカ、玉さん、プレミアムレーベルの中山さんも当時は神レベルだった(今もかな?)。

コインロッカーベイビーズの山中君含むメンバー全員も最高にかっこよかった。
ゴーゴータイムス、カイエ、ペケペケエントロピーズ。

怒髪天はすっかりメジャーでうれしいけど。

タイレント、ジーバック、サーベルタイガー、アール、ミンクス、河童、フィアスナイト、キャプチャード、カラー、リドル、リバティーシューズ、ハンナ、ルーナ、カッツェ、キックス、シェイディードールズ、ソイソースソニックス、6ペンス、パターソン、ヘブンス、ブロッズ、KSロバ、デュッセルドルフ、カプセルズ等々尽きないくらい。

全国にカッコイイい奴らはゴロゴロいた。


カリスマの連中は今何をしているのだろう?


前記で脱線したマーケティング戦略だが、音楽事業を運営するためには最重要課題でもある。

AKBがセグメントとして「オタク層」をターゲットにした戦略は大成功。

市場は大きく今や世界をまたぐ。

聖地秋葉原に劇場を作り、顧客との距離をより身近に保つ。

多種多様なキャラクターを並べ自社商品内での選択肢を与え、その中でランキングする。

顧客が自社商品内での選別を行う時点で「他社製品」への選択肢は消される。

商品と顧客の距離を縮め双方向性を強く打ち出すことにより、顧客の流出も防ぐ。

楽曲は、

作詞:顧客目線のCS重視、刷り込み型で自己洗脳型、応援・育成型

作曲:解りやすくてストレート



そりゃ売れるわ...。


方向性は全く違うが、マーケティング戦略は重要。
今は、作曲と並行して作詞も進めています。

作詞は先ず「テーマ」を決めることが大切。

どんなことを伝えたいか?

ここ数年は70年代のフォークソングに通ずる表現やテーマが席巻している。

そう言えば秋元康先生の独り勝ちもあるね!

AKBが強いのはマーケティング戦略がしっかりしていることが全て。

オタク層というセグメントにターゲットを絞り、今や日本中を巻き込む展開に。

あっ...脱線したね(でもとても重要です)


作品の「テーマ」が決まってしまえば比較的楽に仕事は進みます(個人差あるけどね)。

「言葉」をリズム、メロディーに乗せると「新たな命」が吹き込まれます。

「人々が最も抵抗感なく他人の言葉を受け入れてくれる方法の一つ」が歌詞です(自論だが言い切ってみる...。)

例えば、ヒップホップやパンクの歌詞でもリズムに乗せると聴けるでしょう?

あとは、ひとに感動、感銘を与える作品にまで仕上げるだけ。

簡単でしょう?(笑

ここから先は、僕の企業秘密です。

さてと、今から作詞だ~


ヴォーカリストの見極めで一番大事なのは「音色(ねいろ)」

音色をきちんと出すことが一番難しい。

基礎があればアップテンポの曲で音程をとることは訓練で可能。

これは、どんな楽器でも共通かもね。

今、音色が統一されているヴォーカリストを探すには、全国的なコンテストを開かないと難しいんだろうな~。


クラシック以外のポップス、ロック系のシンガーでは、ほとんど偶然には出会えない(奇跡待ち?)。

まぁこのところはずっと、探してもいなかったけどね。



そう言えば、かの「美空ひばり」はベルカントをもった唯一の歌謡曲歌手といわれていた。

中学生で一人天才少女を知っているけど、今は...。

最近のヴォーカリストは、のどで音程をとろうとする人が多すぎる。

そりゃあ、音程とれないよ。ってその天才少女に言われるな~



前出のGILLEを見つけた人は幸運だな~

基礎があってここからは伸びるだけ。

俺が先に出会っていたら...。

タラレバだね。

あっ!こんなことだらだら書いてないで作曲しないと。


歌の上手さでは、

福原美穂の Cry no more 

最近の究極。

反則レベルで上手い。

クウォーターの血がさく裂かな?
歌を謡うには、生まれもった楽器を上手に演奏する必要がある。

例えば「腹式呼吸」がスピーカーの役割。

鼻の裏が、楽器。

のどは、楽器とスピーカーを繋げるパイプ。

耳さえ悪くなければこの3つが使えればOK。

音階は自然とついてくる。

歌に必要なもっとも基本的な部分で「腹式呼吸」がある。

素人に腹式呼吸を教えると肩が上がる。

腹式呼吸が出来る(基本中の基本)人はポジションに入ると肛門が出てくる。

...そんなこと他人には決して確認できないんだけどね。

腹式呼吸は基本だが、それは単に基本でしかない。

それが出来るようになったからと言って歌が格段に良くなったり音程が良くなることもない。

ヴォイストレーナーはそれで食っていかないとならないが、腹式呼吸が出来るようになったからと言って、正直「たいして何も変わらない」

出来ないのは論外だけどね。
プロとしてお金をもらう資格があるシンガーを探すのは、簡単ではない。

手っ取り早く売れそうな曲を歌わせてピッチを修正する方法が今のトレンドだ。

アップテンポの曲を「あたり」のないまま歌ってリリースする手も良く使われるが、

企画ものでなければ先ず売れない。

それでは、心に響く「条件」を満たせないからだ。

歌にも絶対的な条件(本能で感じる部分の法則)が存在する。

それは世界共通で日本語でも英語でもフランス語でも同じだ。

人間の骨格から見ると、日本人は不利な骨格をしている(もって生まれた楽器としての声)。

頬骨のはり一つで声の響きが全く違う(後頭部の丸さ等)。

それでもJUJUや絢香のような奇跡的なシンガーもいる。

おそらく類まれな才能センスと努力の賜物なのだろう。
今日何気なくFMラジオを聴いていたら

GILLE というアーティストがゲストで出ていた。

宮崎県在住の娘のようだが、上手かった。

かなりショックを受けた。

テクニックからするとMISIAが好きなようだが、本人を超える才能がある。

プロのシンガーとしての最低条件として、

どの音でも「あたる=音色が統一されている」ことが必要だ。

それを訓練するとなると性格や才能にもよるが果てしない時間が必要になる。

どの音でも「当たる」シンガーを探さないとGILLEの足元にも及ばない。

当然だが、母音をきれいに出せないシンガーは失格だ。

真剣に発掘活動を続けよう。

クラシック出身者でも探してみよう。

久しぶりのブログです。


作詞・作曲等、音楽に関することを綴ります。