伊方原発1号機、10日廃炉 四電2016年05月10日(火)
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20160510/news20160510652.html
【写真】電気事業法に基づき10日で廃止になる四国電力伊方原発1号機(左)=9日午後、伊方町九町
2011年の東京電力福島第1原発事故を踏まえ、原発の運転期間を原則40年と定めた規定に沿った措置で、四電は3月25日に経済産業相に廃止を届け出ていた。同事故を受けた原子炉等規制法改正後、廃炉が決まったのは全国で伊方1号機が6基目。
これから30年ほどかけて廃炉作業が進められるそうです。
しかし、この廃炉決定もそもそもは安全性がどうとかで決めたわけではなく、四電が安全対策工事に巨額を投じても採算が取れないと判断したからであって、40年過ぎても動かす気まんまんだったということのようです・・・。
この廃炉決定後も30年間は作業が必要、つまり廃炉するために雇用が発生するということになります。
日本の原発では40年ルールが適用されて廃炉となる原発が6機、30年超機も12機あります。
これらの廃炉だけでも雇用はあります。しかし廃炉技術は確立されているでしょうか?
そして廃炉を決定したとしても、この間は原発があり続け、核のゴミも施設内にありつづけ、地震などの自然災害の危険とは常に隣り合わせでありつづけます。
近県の大分県でも伊方運転差し止め仮処分が申請されました 。広島・長崎の被爆者を含めて、広島に集団提訴 が行われ、同時に仮処分申請もされています。
また、愛媛の伊方原発訴訟団も運転停止の仮処分の申し立てをしない方針(本訴を早く進めるため)でしたが、熊本地震をうけ、また裁判の裁判官の交代による進行の遅れからも検討しなおし、月内までに申請する こととしました。
再稼動に住民の意思はほっとんど存在していません。裁判などの方法で再稼動へ意思を反映させるとりくみが必要だとあらためて思います。