『人の痛み この震災を転換点に』
東日本大震災から5年、愛媛に避難した私たちの声
A5判/196頁
創風社出版
著者 東日本大震災愛媛県内被災者連絡会
協力 福島原発事故避難者裁判を支える会・え ひめ
定価 本体1,400円十税
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連絡先 〒790-0852
愛媛県松山市石手2-9-21石手寺内
TEL089-977-0870
東日本大震災県内被災者連絡会
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私たちは震災によって愛媛県に避難してきました。
その時その時に書き留めた手記は、一冊の本になりました。
どうか手にとってお読みください。いっしょに考えてください。
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「辛さを共有できる場があるのはそれだけで純粋でホッとする。避難者として暮らして数ケ月、この頃、中東の人々で国を追われた難民や、そのキャンプを思い出す。人事ではなくなっている自分にハッとする」(本文より抜粋)
・・・転換点とは・・・
避難者の方々は、津波と原発崩壊で避難を余儀なくさせられます。まさか私にこんなことが起こるとはと、驚嘆し痛みを受けられます。しかし、その痛みを通して、ある人々は世界の果ての痛みを思うのです。これは人生の転換です。また、全てを失って、清々しい気持ちだという女性の言葉があります。いのちという原点に立ったということです。また、この大災害と大人災を転換点にしなければ、この世は滅ぶ、人々の苦難はなくならないと熱く語る男性の言葉は、人々を連帯させていく力に満ちています。
「(原発という)『誤り』を究明し、子孫たちに残すべき新たな社会をつくり出す時代(転換点)にすべきではないのか。だがそのためには、東日本大震災で生まれた『人々の痛み』を、多くの人々に知ってもらわなくてはならない。・・・・その痛みを知る事が出来れば、今という時代に生きる自分という存在を見直すキッカケ(心の転換)になるだろう。そしてそれは、日本の社会を『人々の死と人々の苦しみを無駄にしない社会』へと造り変える力へと繋がっていくはずだ」
ぜひいっしょに考えてください。