昨日は月1回の病院の日でした
夕方、次男が迎えに来るとトメ子は大喜びで、
「いってきま~す」と言って出かけていき、
いつものように病院のあとは次男に夕食をごちそうになり、
8時頃、お土産に大学芋を買ってもらって帰宅しました。
そして今日、朝昼ごはんの少し後で、
昨日の大学芋をおやつに持って行きがてら、
いつものように、次男に電話をかけさせとうと、昨日の話をしました。
「これ、昨日次男くんが買ってくれた大学芋ですよ~」
「え?次男?」
「昨日、次男くんが病院に連れて行ってくれたでしょ?そのときに買ってもらった大学芋ですよ」
「え~~~~???全く覚えてない」
「病院のあと、夕食もごちそうになったんですけど、覚えてないですか?」
「いや~ね~、ぜんっぜん覚えてない」
「そうですか。でも、忙しいのに来てくれたんだから、ちゃんとお礼しないと」
「そうね~。じゃあ、これ食べる前に電話しようかしら」
「そうしてあげてください」
「あ、でも私、次男の電話番号知らないわ・・・」
「電話に貼ってありますよ」
「あら、そうなの?」
もうかなり前から、夫と次男の電話番号は、大きく紙に書いて電話機に貼ってあります。
いつもそれを見てかけてるのに・・・
「あ~、これね。この番号にかければいいのね・・・0・・・9・・・0・・・」
と言いながら、トメ子は次男に電話をかけました。
「もしもし、次男ちゃん?久しぶり~元気にしてる?すっかりご無沙汰しちゃって・・・」
だ~か~ら~、昨日会ったって言ってんじゃん
と思いながら聞いていると・・・
「なによ、なにが可笑しいの?」
どうやら電話の向こうで次男も笑っていたようです
「いやね、いつも次男に色々お世話になってるんだから、たまには電話でもしてあげないとって、
今、お嫁さんに言われちゃってさ~」
なんか、話が変わってるんですけど・・・
でも、私の名前はとっくの昔にすっかり忘れているトメ子ですが、
今日は嫁だということが分かっているだけ、まともです。
酷いときは介護士さんだと思われたり、通りすがりの人だと思われているような日もあります
「みんな元気にしてるの?子供に風邪引かせたりしてない?
・・・ならいいんだけどさ。それを聞こうと思って電話したのよ」
また話が変わってる
「たまには子供連れて遊びにいらっしゃいよ。ねぇ。会えば楽しいんだから。
・・・・あら、そう・・・忙しいの・・・じゃあしょうがないわね」
「仕事が忙しい」というのは体の良い断り文句で、
本当は、次男嫁がメ子のことを嫌っていて、会わせたがらないんですけどね
結局トメ子は、昨日の病院のことも食事のことも一切口にせず、
「じゃあ、またね~」と言って電話を切ると、
大学芋の存在も忘れ、電話台に置いたままで部屋に戻っていきました・・・
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