さきほど、朝昼兼用ご飯を出し、食べ終わった頃に食器を下げに行くと、
空になったお皿の上にティッシュペーパーなどのゴミと一緒に年賀状が置いてありました。
たまたま一番上にあったのが昔トメ子が通っていた美容室からのもので、
お年玉くじの付いていないハガキだったので、
「もう要らないのかな？」と思い、そのままキッチンに持ってきて捨てようと思ったら、
その下にあった３枚は親戚からのものでした。
「これ、お皿の上に乗ってましたけど、捨てちゃっていいんですか？」
「え～？う～ん・・・」
今日はボケボケのようです
きっと、年賀状だということも分からないままゴミと一緒にしてしまったのでしょう。
「親戚の方からの年賀状ですよ？」
「え～？親戚～？親戚って・・・・」
「そうですよ。○○さんとか、△△さんとか・・・」
「親戚」という言葉の意味が分からなかったのでしょうか？
「あ～・・・・親戚ねぇ・・・」
と言いながらトメ子が手を出すので年賀状を渡すと、
ポカ～ンとした顔をして、年賀状をマジマジと見ながらベッドに腰を下ろし、
しばらく眺めていました。
あまりにもボケボケなので、ちょっと質問をしてみました。
「今、何月だか分かりますか？」
「え～？何月なんだろう・・・？」
「年賀状があるってことは・・・？」
「年賀状があるってことは・・・？」
私の言った事をオウム返しして、考え込むトメ子。
「年賀状は何月に来るんでしたっけ？」
「そうねぇ・・・年賀状ねぇ・・・・・・・・・・・・１月？」
「そうです。今は１月ですよ」
「あら～、もう１月なのぉ・・・いやんなっちゃうわね～
」
トメ子はそう言って笑いながら、再び年賀状を眺めていました。
昨日の記憶もないのに「もう」も何もないと思うのですが・・・
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