天才外科医カキネ,人呼んでドクターK。
ただし,ペットボトルのふたは開けられない。


カキネ「今日は大晦日,恒例の今年の名場面集ね」
マキ「一年生大会の結果と合宿の成果報告はまだですが,まずは今年の名場面集が先ということですね」
タカホ「一年生大会のデータは集計してあるのですが,時間の都合が取れなかったのですよね」
ジュンコ「合宿の成果も来年のお楽しみということになりますね」

マキ「では,第10位から見ていきましょう!」

春の県大会 準々決勝
3回表 新井のホームスチール!


カキネ「意表を突くホームスチールね」
マキ「公式戦でホームスチールを決めてくれました」
タカホ「相手守備の乱れに乗じましたね」
ジュンコ「走力を生かした見事な攻めでしたね」

マキ「そして第9位

春の東海大会 1回戦
6回表 ジュキヤのライト前タイムリーヒット!


カキネ「よく打ったわよね」
マキ「ジュキヤ君が先発で力投しながら同点に追いつかれ,さらに盗塁失敗をくり返した直後でしたね」
タカホ「嫌な流れでしたね」
ジュンコ「これが決勝点となる貴重なタイムリーでしたね」

マキ「つぎは第8位

春の県大会 準決勝
8回裏 豪打炸裂!喜多のタイムリーで35点目!


カキネ「打線が爆発した試合ね」
マキ「東名の公式戦史上最高得点を記録しました」
タカホ「投げてはカーショウ君とジュキヤ君とで完封でしたね」
ジュンコ「東名史上最高の試合とも言われています」

マキ「お次は第7位

春の甲子園 2回戦
3回表 猛攻で一挙11得点!


カキネ「甲子園に衝撃を与えた試合ね」
マキ「この回だけで11安打11得点でした」
タカホ「総得点は23点でした」
ジュンコ「甲子園でも東名らしい電撃の速攻が出ましたね!」

マキ「そして第6位

春の東海大会 決勝
9回裏 最後はカーショウが締めて優勝!


カキネ「春の東海大会優勝の瞬間ね」
マキ「序盤はリードを許すも,中盤に一気に追い越して突き放した試合でした」
タカホ「ホームランを3本ずつ打ち合う空中戦でしたね」
ジュンコ「最後は喜多君のホームランで決めました」

マキ「どんどんいきましょう,第5位

春の甲子園 1回戦
3回裏 リードを拡げる杉原のホームラン!


カキネ「甲子園初戦,主導権を握ることのなった一撃ね」
マキ「初回の先制の場面でも杉原君のエンドランが効きましたね」
タカホ「頼れる主将でしたね」
ジュンコ「ドラフト1位でのプロ入りが決まっています。プロでも活躍に期待しましょう!」

マキ「つぎは第4位

春の県大会 決勝
2回表 ディレードスチールを決める!


カキネ「足を生かした攻めが出ましたね」
マキ「エンドランとディレードスチールを連続で成功させるという東名らしい攻めでした」
タカホ「公式戦でこのような攻めができるのは鍛錬の賜ですね」
ジュンコ「これぞ電撃の速攻です!」

マキ「いよいよベストスリー!第3位

春の東海大会 準決勝
9回裏 ヤマノリュウのサヨナラホームラン!


カキネ「この試合はまさかの展開だったわね」
マキ「序盤に7点取って楽勝ムードから徐々に追い上げられ,ついには9回の表にホームランで追いつかれてしまいましたからね」
タカホ「嫌な雰囲気を一掃したのが主砲の一撃でした」
ジュンコ「苦しい試合でこその主砲ですよね」

マキ「あとふたつ,第2位

春の甲子園 準決勝
8回表 笠原が決勝点となるタイムリーツーベース!


カキネ「この試合は激しかったわね」
マキ「7回終了時まで8-8の同点で迎えた8回でした」
タカホ「笠原君のタイムリーのあと,さらに追加点が取れたのが良かったですね」
ジュンコ「そうですね,攻撃の手は休めてはいけませんね」

マキ「今年の名場面第1位です!」

春の甲子園 準々決勝
9回裏 カーショウが試合を締める!


カキネ「カーショウが見事な投球を見せた試合ね」
マキ「出したランナーはホームランによる一人だけでしたからね」
タカホ「ホームランだったから一度もランナーを背負って投げなかったんですよね」
ジュンコ「カーショウ君には,将来はメジャーで投げてもらいたいですね」

マキ「さて,今年もいよいよ終わりですが,先生,今年を振り返って,そして来年の抱負をお聞かせください」
カキネ「今年は序盤はよくやれていましたが,夏以降は歯車が狂った感じになってしまいました。来年の夏の大会までが私たちの任期ですから,夏には良い結果を出せるように全力でがんばるわ」

マキ「そして来年のこのコーナーですが,一年生大会の結果と合宿の報告は早めにやりたいですね」
タカホ「そうですね,ゆっくりとした時間が取れませんでしたが,もう少ししたら落ち着くでしょう」
ジュンコ「来年はもっと良い報告ができるように応援がんばりましょう!」

マキ「来年は最高の年になるようにがんばりましょう!」
カキネ「当然よ,私,失敗しないので」
一同「また来年!!」