兵庫県の中央部にある多可町は、杉原紙の産地として知られています。道の駅 杉原紙の里・多可に「杉原紙研究所」という施設があります。

 

 

紙漉きは、ずっと興味があり、一度体験してみたかったのですが、ここでは、楮(こうぞ)100%の手漉き和紙の体験ができます。この地の楮の皮は大変色が白く、高品質な和紙を作ることが出来るそうです。

 

下の桶には、こうぞの繊維質と水と糊が混ざっており、それを網で掬って和紙を作りますが、まず白のベースとなる紙を作ります。

 

 

ベースが出来たところで、その上に色付きの和紙をレイアウトしてデザインをすることが出来ます。そしてもう一度楮の繊維を漉いて、デザインをサンドイッチしてカバーします。私は、A3サイズの和紙を作りました。

 

10分ほどのわずかな時間でしたが、下の秋模様の和紙を漉くことが出来ました。

出来上がった和紙は、1時間ほど乾燥機にかけて完成となります。

 

 

やはりアナログの手仕事は楽しいですね。