先週、突然にネットに繋がらなくなりました。
デスクトップもノートブックもパッドもちっとも反応しません。モデムやルーターの電源を切って再起動してもダメでした。
接続会社に連絡してもなかなか電話が繋がりません。電話相談の時間を携帯から予約してもその時間帯に着信履歴があっただけで、コール音はしませんでした。
再度、夜間に直接連絡をするとNTTの設備の不具合が原因だとのこと。
復旧には5日ほどかかります・・・との事。
ユーチューブも、ブログも、調べごともスマホだけしか通じません。
たった25年前までは、ネットに繋がらないだけで「寂しい」という感情や、「疎外感」を味わったことはありませんでした。なんとも不思議なものです。
そんなことで「寂寥感」を味わっている自分がなんとも情けなく、高齢者である自分の精神の幼稚さを感じておりました。
ネットが自分の生活の中でも重要な役割を果たしていることは事実ですが、若者に聞いていますと若者も同じような「つまらなさ」や「焦り」を感じますとの事。
ネットが繋がらない時間つぶしに。とりあえず手近にあった漫画「遠野物語」を開きました。私が小学生の頃から水木しげるさんの大フアンであったもので、先日、兵庫県福崎町にある柳田國男記念館を訪れた際に手に入れたものでした。
今の若い人には古い文体の「遠野物語」の原作は読みにくいかもしれませんが、これは漫画ですので、小さな子供には楽しく読むことができるでしょう。
「遠野物語」は、今から115年前の東北地方の山間の遠野郷の昔話を集めたものですが、当時の子供達は真剣に古老からの昔話を聞き、信じていたのでしょう。
今の子供達はこの昔話をどの様に聞いてくれるか興味があります。怖いと感じながら聞いてくれれば嬉しいのですが・・・。