こんにちは


無料、そう聞くと さぞかし 素晴らしいような感じがする。


色々な国に住み、色々な国の人から聞いたり 自分が感じた事を書こうと思う。


カナダは 医療費が 無料だ。

さぞかし、素敵な老後を迎えられそうな気はする。

しかし、無料と言う事は どこかかから(政府)お金が出、湯水のように使えないので、リミットが発生する。


つまり、日本のような 少しお金を出して行う健康診断のような物は ほぼない。

かかりつけ医には 予約が必要な為 急に病気になったら、ウオーキングドクターに行くのであるが、3〜4時間は待たされる。

インフルエンザに至っては インフルエンザの検査は無く、タミフル等の薬は出ない。インフルエンザは 寝れば治ると言われるだけである。


まあ、それに関しては なんとかなるのだが。

問題は 専門医に会うのに 長期間がかかるのである。なぜなら かかりつけ医が診断→専門医に紹介。それも 〜さんに見てほしいと言った事は ほぼ出来ないのである。乳癌のしこりが見つかってから 専門医まで6ヶ月以上かかると言われている。

(お金がある人は アメリカに行き手術をする)

老後に至っては、治らない 将来のない老人には 手術は行われない場合が殆どである。


お金が掛かっても 自分の希望の病院で すぐに見てもらえる日本、悪くはないのではないか?


これに 今は 安楽死も入ってくるのだ。


将来 カナダに戻るべきなのか?と思ってしまうのである。


そして、よく出てくる 大学無償化。

よく海外ではと言われるが、

ドイツの場合、小学校の高学年で 大学進学か 手に職の道に別れ、最終的にテストに受かり 大学進学となった所で、点数の高い順から好きな専攻を選んでいくのである。

つまり、お金は限られているので その中で 生き残った人が 無料の大学に行けるというわけなのだ。

ただ そうなると 全ての人が行く事は出来ず、専攻も選べない場合も出る。


無料化も 良いところもあるが、それと同時に それが 一番でもない。


そんな事を考えた 1日であった。