第2章 落ち着きのないところに落ちるな!
経営者としてまずやってはいけないことに
ドラム演奏者をアマチュアでも目指してはいけない、
と言うことがある!
このドラムが好きという事が重要で、たとえ
巨額の資産家でも、卓越した経営力を持つものでも
まず間違いなく、これを愛好したら
神経を疑われること間違いなしである!
ドラムと言う楽器は、過酷なパートで
ほぼ、両腕、両手足をあまり関連のないところで
動かさないといけない行動をする。
これは比較的長年やっていけばできるのだが
問題は、それをしながら
リズムをキープする、これが難しい!
このリズム・キープは身体で覚えるほかない!
一日中、リズムマシーンのクリックを聴くとか
暇があれば、左足を8分で動かし両腕は太ももを
パラディドルするなんてことを習慣付けないと
人前で演奏できる力を得られない!
時間の許す限り身体を小刻みに動かす習慣がつく!
ときおり、バックグラウンド・ミュージックなんかかかっていると
無意識に、それに合わせてしまう習慣がつく!
それがおそろしいのだ!
わたしは高校時代から不運にも
ブラスバンドでパーカッションをやっていた!
来る日も来る日も1つのことをやり続ける毎日!
当然最初はギクシャクしていたものが、いつしか
身体にしみこみ、一部となって動き始めてから
私の経営者運命は絶望的となったのである!
落ち着きがない!
何を考えているかわからない!
頭悪そう!
だらしがない!
約束を守らない!
お金にルーズだ!
もうその現象とはかけ離れた悪口までが飛び出す始末である!
私は比較的8ビートより、3連を意識した時
他人に不快感を与えたようである!
それから
20を越えブラック・ミュージックの洗礼を受けてから
さらに加速度を増してその習慣がおもてに表れてきた!
理由は簡単である!
そのファンク・ミュージックは16ビートが主体だからである!
しかも、バス・ドラムの16部音符に入り方で
テンションが変わるので、気を休める暇がない!
一度そのビートに取り付かれたら
彼女との約束とか、ちょっとした会話のツジツマ合わせが
できなくなる!
話を聞いてないがミドルネームになるのだ!
そして宙を仰ぐように呆然とするのだ!
16ビートチョー難しい!とか思いながらである!
これはまずい!
ましてや、仕事中であればなおさらである
私は主に運転中にこの悪い習慣を駆使した!
当時、私はこれは画期的な練習方法だと思った!
この運転中リズム練習は時間の有効利用になる!
あまり頭を使わない運転中にやろう、危険ではあるけれども
仕事の失敗する犠牲にはかえられない!
そんな気持ちが私を後押しした!
ハンドルの左右がハイハット兼タムで
下部がバスドラ、センターのクラクションがスネアーである!
シンバルはいっぱいついたキーをジャランとならす!
困ったことに、バスドラを打つ時の右手が
ブレ-キ・パッドにおいてあった足とリンクすることだ!
あぶない!とっても、あぶない!
なぜかアクセルの場合はリンクしない!
それは実際に感じる恐怖が意識を運転に戻すからだろう!
まーこんなことをやっていると
いつかトラブルを起こすと思っていたが
様々な障害を起こすことになる!
いつしか私は私なりに次の基準を決めた!
足をリンクさせないテクニックを持つ!
小さな路地を走らない!
できる限り急がない、左車線を運行し
車間距離をとり、スピードを出さない!
クラクション・スネアを強く叩かない!
などなど!
このような基準決めで断然安全運転が増したが
作業効率は低下の一歩をたどる!
それと問題になったのは
ハンドルの傷だ!
当然スティックは使えないので
指で叩くことになる!
スティックには爪がついていないので
チップ後が残っても傷はつかない!
それが指だとどうしてと細かい爪傷がつくのだ!
それにプラッスティックのクラクション・パーツは
ティンパレスのようにスナップを効かせないと鳴らないのだ!
それを調子よくやっていると
約一年前後で内部のスプリングを留めている金具が
外れるか、土台ごと取れてしまう事故が発生する!
こうなると、運転中であろうが、何であろうが
クラクションが鳴りっぱなしで非常事態となる!
車の警報器はスイッチがない!
もう、ヒューズを抜くか、バッテリーを外すかしか手はなく!
もう大変である!
どうにかクラクション用スイッチを
常設していただきたいものである!
このようなことに緻密であって
実際の経営にはジャマになることはあっても
生かされることはない!
断言できる!
経営者を目指すのなら、ドラムをするな!
これは第一の鉄則である!
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