
「明日弥彦いかねけ?」
自転車屋さんチームのkdさんに電話をもらい恐怖のだいろコースでの弥彦登頂に「行きます!」と即答してしまった。
考えてみたら、観音寺からは結構登ったがだいろからは初めて・・・。
10%を越える坂がいくつも存在する、体重の重い私から言わせると地獄谷。
メンツはksさんとoさんを入れた4人。
もしかして自分が一回登る時間で他の人は二回・・?
緊張してきた・・・。
当日自他共に坂命のkdさんが用事で一寸難しいとのこと。
では3人で無理をせず観音寺から登りはじめその後シーサイドへ降りグルッと回りますか、というコースに変更。
地獄のだいろはひとまずお預け・・・。
ホッとしたような残念なような。
ってか3人の中のksさん昨日だいろから登頂している。
(ありえない・・・)
観音寺から3人で登りはじめた。
年長者のoさんが、「お先にどーぞ」と言うので先に行かしてもらった。
この観音寺コース。
平均的には多分5%くらいかと思うがスタートして3キロくらい登ったところに14%ほどの坂がある。
オートバイ乗りには「コークスクリュー」と呼ばれる所。
最初の頃はここで足を着いたものだが最近は問題ない。
(きついことに変わりはないが・・・)
速いけど坂は嫌いと言っていたksさんはとっくに見えない。
やっとのことで弥彦スカイラインゲートの所で合流。
間もなくoさんもやってきた。
一休みして、さてここからどーする?ということになった。
シーサイドに降りるかこのまま登頂するか・・・。
oさんは、ここまできたら登頂したいと言ったので続行。
私も同感だ。
実際このゲートの地点は全体の約1/3の所。
先刻のような14%なんて所はもうない。
ここから先はオートバイ禁止。
人の良さそうなオジサンライダーは「ダメみたいだね~」といって引き返して行ったが、後から来たオートバイは躊躇せずに登っていった。
さてクライムオン!
相変わらずksさんはあっという間に見えなくなった。
こちらは自分のペースで登る・・・。
ポイントポイントに○キロ地点という棒が立っている。
平地で500メートルや1キロってーとあっという間だが登坂の1キロって長いこと長いこと・・・。
たまに道路脇の茂みの方から「ガサガサ」と音がするとマジでドキッとする。
蛇とは出来るだけ関わりたくない。
あ~辛い。
足着こうかな・・・。
休んだって誰に文句を言われるわけでもないし(頂上で待ってる人には悪いが)無理をしなくてもいいと思う。
しかし、ここからは意地っ張りほど無理をするであろう。(当社費)
ドッグレッグと呼ばれるコーナーを越えるとハンググライダーをするポイント。
ゴールは近い。
携帯電話が鳴った。
コレは自転車を止めないと電話に出れないと思い足を着いて電話に出た。
oさんからで、今7キロ地点とのこと。
ゲートから半分ちょい登った所。
こちらは電話を切って5分後くらいに登頂した。
ksさんはどのくらい前に着いたんであろう。
怖くて聞けない。
頂上には自転車屋さんチームの人が何人かいた。
なんか嬉しい。
しばらくするとksさんがoさんを迎えに行った。
降りた分、また登るんでしょ?
私的には考えられない・・・。
しばらくすると無事全員登頂。
良かった良かった!
山頂には女性のサイクリストもいる。
女の人もこんなストイックなことするんだなと思った。
月曜の平日でも10台ほどのロードレーサーがいる。
日曜の朝とかってもっといるんだろうな。
都合が付いたkdさんとoさんが電話で話していて、今こっちに向かっているとのこと。
「多分笑いながら登ってくるよ」
とoさん。
笑いながらの登坂・・・ありえない・・・。
実際自分はというと今シーズン初登頂だったが段々と慣れてきているという感じ。
タイムはあまり縮まらないが、最初ほどしんどくない。
まあ、これは観音寺からの話で、いまだ未経験のだいろではどうなるか全く分からない。
体重があるっていや~ね~・・・。
(合掌)