②の続きです。
0時30分。
もうこれ以上の痛みは耐えられないと思いながら、ベッドの側の床に座り込んでベッドの縁にしがみつき、勝手に渾身の力でいきんでしまったとき…
ドバーっ‼︎と物凄い勢いで破水し、生暖かい羊水がズボンを超えて床に広がってしまいました。
ナースコールし、助産師さんに内診してもらうと、子宮口は全開でした。
夜用パッドをつけていましたが、気付かぬ間に結構出血していました。
助産師さんも分娩の進みの早さにびっくり!
実は、わたしの来院直後に経産婦さんが2人陣痛が来て来院されていて、わたしはその2人のあとに出産になるだろうという見込みで病室にいたのに、まさかの1番早く産まれそうになってしまった、と。
分娩台に行こう!となったのが1時10分。
旦那さんに電話し、「早く病院に来て」とだけ伝えて切りました。
痛すぎて、状況説明できず😭
もうこの頃は痛すぎて、
「いたーーーーい‼︎」
と叫んでいました。
夜中で、他の患者さんに迷惑だよな、と心の片隅で考えながらも我慢できず💦
陣痛の合間をぬって分娩室へ行くのですが、病室は3階、分娩室は1階でエレベーターで移動しなければなりませんでした。
助産師さんが
「もう産まれちゃうから、車椅子もってくる時間がない💦歩いて!」
と痛みで叫びながらも、歩かされました💧
分娩台に上がって、点滴をとってもらいながらも、陣痛の波がくるといきみたくてしかたがありませんでした。でも助産師さんは
「まだいきまないで!」
と。半泣きで
「なんでですか?💦」
と聞くと
「旦那さん来るの待とう!」
との返事でした。わたしは、もう痛みが辛すぎて、
「旦那さん待たなくていいです。産ませてください!」
と必死に懇願していたそのとき、旦那さん登場✨
思ったよりもとても早く到着してくれました。
実は旦那さん、夜中呼ばれるかも、と部屋着に着替えずずっと待機していてくれて、電話直後に家を飛び出し、車で爆走してきてくれたのです。
ありがたや…✨
旦那さんが到着後は、
「いきんでいいよ!」
と言われ、陣痛の波に合わせて必死にいきむ‼︎
でも出てこない😭
「あとどれくらいですか?💦」
と何回も聞きました。
「いたーーーい!」も何度も叫んだりと、かなりうるさくしてしまったと記憶しています😅
旦那さんが、わたしの手を握ろうとしていましたが、わたしは分娩台のレバーを引っ張りたいので、
「手つながなくていい💦」
と拒否したのも覚えています。
「水飲む?」と聞いてくれたのも、「いらない💦」と拒否してました。
何度いきんでも出てこず、段々息が切れて、
“もうこれ以上無理かも。体力の限界が近い。”
と思ったとき、ふと、
“そういえば、手は思い切りレバーを引っ張って、お腹も力入れてるけど、足で踏ん張っていないのでは?”
と思い立ち、次にいきむときに、思い切り足を置いている台を踏み壊す勢いで力を入れてみました。
すると…
「頭出てきたよ!あと最後一回いきんでおしまいになりそう!」
と。最後の渾身の力を入れると…
「もういきまないで!ハッハッって息して!」
と言われ、そのとおりにしようとしますが、赤ちゃんの肩を出す時が痛すぎて、
「いだだだだだだだだ!」
とまた叫んでいました。
でも、その直後、元気な
「オギャー!オギャー!」
と赤ちゃんの泣き声が聞こえました。
“あぁ…出産できたんだ…”
と物凄く安堵しました。
1時40分でした。
④に続きます。
次が最後です😊