フリーダム・ライターズ(2007米) | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

フリーダム・ライターズ フリーダム・ライターズ2

「ここが噂のageHaなのね~」と見学がてら行ってみました。今日の会場は新木場のスタジオ・コースト。昼間の試写会だというのに、薄暗いし、トイレはブラックライトキラキラだかが光ってるし…。不思議な空間でした。

そして前座が長かったです。Skoop on Somebodyというグループが3曲演奏したのですが、その前にはスポンサーのマックサラダの試食だの、滑り気味のトークだの。でもこのライブだけで帰ってしまった女性もいたので、結構人気があるグループなのかもしれません。

1994年、ロドニー・キング事件を機に起きたロス暴動直後のロサンゼルス郊外にある、ロングビーチのウィルソン高校に赴任してきた英語教師エリン(ヒラリー・スワンク)は、問題が多く、基本的な学習能力さえない生徒たちを担当することになる。しかも、生徒たちの間では人種間の対立が激化し、むなしい争いが繰り広げられていた。 (シネマトゥデイ)

実話に基づいてる本と言うのだから文句のつけようがありません。し、実際胸を打つエピソードが多くあり、生徒達の勇気や友情に涙が出っ放しでした。

が、ヒラリー・スワンクの呼びかけにすぐに従う生徒達もどうなのよ???シラーと疑いました。多分、彼らを説得し前向きにさせるには相当な努力があったと思うのですが、そこをはしょり気味なので嘘臭く感じました。「ホロコースト」を知らないのに、先生の演説に心打たれるかしら…って。

でもこの先生は本当に素敵でした。言葉だけでなく、実際に実行してしまうところがスゴイです。フィクションなら「おいおい」と思う位パワフルなの。そして自分の仕事を「生きがい」と感じているなんて、羨ましく感じました。そう実感しながら、働いている人って(特に欧米では)少ないと思うので。

またしても男前なヒラリー・スワンクでした。
イメルダ・スタウントンも嫌味たっぷりの堅物主任をうまく演じていて、彼女は2004年のオスカーをヒラリーに取られたというエピソードからも、ちょっと面白い配役です。

7月21日(土)よりシャンテシネにて公開予定
満足度:★★★★★★★☆☆☆