とんぼの会ができたきっかけ | 東松島市 矢本運動公園仮設住宅 「とんぼの会」

東松島市 矢本運動公園仮設住宅 「とんぼの会」

「とんぼの会」とは
東松島市 矢本運動公園仮設住宅 の 手芸の会 。
仮設住宅の談話室で、帽子 や アクリルたわし、刺し子の 花ふきん などを 作っています。
作品は販売しています!

私の母は、昔から編み物が好きです。



3月11日の「東日本大震災」以降から7月中旬まで避難所生活をしていました。


そして同じ部屋で生活していたばぁちゃん達が寒そうにしていたので、物資できていた純毛のセーターに目をつけそれを解き、仕事から帰宅後せっせと編んでいました。


出来上がった靴下を「寒いから履がいん。」と渡したら、「だいぶ暖かくなってきたし、履くのもったいないから~。」と言われました。


こんな母の趣味がみんなを笑顔にするのかと少し温かい気持ちになりました。




今までの被災地では高齢者の「孤立」や「孤独死」が相次ぎ、手芸でみんなが笑顔と幸せになり、「孤立」や「孤独死」が少なくなると思いました。


仮設に引っ越し、毛糸などの材料を集めました。



そうしてメンバーも10人ほどになりました。


初めはボランティアのつもりで帽子を編んでいましたが、「まめまめ手仕事プロジェクト」さんのアドバイスのおかげで、今日の販売に至ってます。




最後になりましたが名前の由来は、とんぼは前にしか飛ばないと聞いたことがあります。

なので、復興に向けて前に進むという意味を込めました。