雨降りが続く3月後半


今日は久しぶりに晴れ間が広がった


琵琶湖に繰り出すとそこには湖面を覆う程の渡り鳥の群れ


エンジンの音に驚いたのか一斉に飛び立つ



琵琶湖のキャッチコピーとして

「Mother Lake」が使われる


命育む湖


人には懐かしい想いを起こさせる母なる存在


でも、この風景を見て想い起こしたのは河野裕子さんの短歌


「たっぷりと真水を抱きてしづもれる

昏(くら)き器を近江と言へり 」


琵琶湖のびの字も出て来ないけど、それは琵琶湖以外に考えられない"昏き器"


母性の表出とも解釈される短歌だけれど

それはまさしく「Mother Lake」


この琵琶湖に育まれる感性があるのだと改めて思った