秋晴れの土曜日

母親のケア会議の為に実家に集合

年老いた母親には、何が幸せなのだろう⁈

それを考えながら、支援をお願いする内容・範囲を相談した

女性の平均寿命86歳を越えた歳になった人間には、長生きする事が一番の幸せとは思えない

耳が極端に悪いので、人と会話が困難なので老人の集まりにも消極的な母親

ケアに訪れる介護士の方と話したり、買い物したりしてるのが楽しみの様だ

元来人見知りの性格、でも頑固な所もある

幸い痴呆症は大丈夫なので、人に気を遣わず独りで暮らせる間はそれが本人にも一番なのかもしれない

子供に娘が居たら、また違うのだろうけど
嫁2人には甘える事も出来ないのかもしれない

親の事を考える事は、自分の未来を考える事にも通じる

男子の寿命は83歳、健康に暮らせる健康年齢は72歳と言われている

医師に係らず、健康に暮らせるのも後10年しか無い
それ以降の10年は、何らかの介護や支援が必要となる

10年なんて、あっという間に過ぎるかもしれない

残された一年一年を大切に生きないと…

そして未来の自分をしっかりと考えておかないと…

そう思った1日だった

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帰りに最寄りの駅に行くと…

「SLOW OTSU」の催しが開かれ、出店やイベントが行われていた





和太鼓の音色が響いた

人前で演じるのは3年ぶりとの事

コロナ禍の時間の長さを感じた

太鼓の響きは心に直接響く感じがする

人が生きていくには、感性を動かす事が必要なのだと改めて思った

人はただ生きるだけでは意味がない
生きるだけの意味が有るから生きていけるのだろう

今日も貴重で大切な時間の中の1日なのだ

健康に過ごせる10年の中の1日

それをしっかりと胸に刻んで実家を後にした