連休2日目も晴天

外の空気を吸いに

恒例の図書館へ出掛けた



太陽が眩しいと感じる陽射し

薄緑の若葉がその光を集める様に広がっている


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夏かと思う程に、肌に突き刺さる光



耳を澄ますと鶯の声

鶯は時間が経つと共に鳴き方が上手くなると云う
練習十分な凄技かもしれない

でも、鳥達も季節の早さに戸惑っている事だろう




プチ宮部みゆき考

読んだのは「淋しき狩人」短編集の推理小説

宮部みゆきと云う作家は、謎を置くのが上手な人だと思った

読者の好奇心を擽ぐる様に謎を置く

だから、読者はその謎解きの為に次の頁を捲りたくなる

宮部みゆきさんの作品は全部がそんな作品


大ラスでちょっと残念…
て思う結末をみる事も多いけど

読者心理を読み解くのが上手なのだと思う

ミステリーの部分だけではない

少し容姿に自信のない女性が鏡に映る自分を眺めながら自身の事を考える「歪んだ鏡」

その女性の心理描写の部分は、圧倒的な気魄すら感じる

作家と云う職業を志す人は、世間の"敗者"の心理が理解出来ないと成り立たない気がする

生活コスメの販売店の事務員の三十路前の女性

通勤電車の中で赤ひげの文庫本が置き忘れてるのを見つけて、それを読み進めていく

才能も容姿も際立つものを持たない女性が"赤ひげ"の中の"おえい"の生き方に衝撃を受ける


何もかもを"諦めて"生きて来た自分
vs.
母親に身売りされない様に、白痴のフリをして生き、名も知らぬ男との子を産み育てる事で、自分の生きる意味を確かめながら独りで生きていく決心をする"おえい"

消去法で残った人生を生きるのでなく
自分の生きる道を生きる

それは気付きだったのだと思う

その女性に宮部みゆきさんが投影されてるのだと感じた


推理小説家を目指す若い女性が、古本屋で"法律の抜け道"の本を探すシーンにも…


推理小説に社会問題を書き込んでいったのは松本清張からだろうけれど

嘘の世界であるのに、リアルさを感じる世界を描き切る

そんな筆力があるからこそ、その作品は面白いのだろう

*図書館では人気作品はどうしても予約待ちになるけれど…