6月の大雨の夜に二人は出逢った。
何気なく声を掛けた…
それが彼女だった。

住んでる場所が近い事を知った。
偶然に少し驚いた。

男と女の出逢いってそんなものかもしれない。

出逢いは意図せず偶然の産物に他ならない。

彼女は恋の終りに苦しんでいた。
それも一つの偶然かもしれない。

僕も辛い別れから抜け出せずに居た。
それが二人を近づけたのだと思う。
朝の5時迄話し込んだ。

また話がしたい。
そう思った。

彼女も同じ想いだったと後で聞いた。

それが二人の物語の始まりだった。




iPhoneからの投稿