病院に着いたとき、すでに処置が終わっていた
カミさんは、いつものように眠っているような
表情で目を閉じていた。

 

すでにしっかりとした自発呼吸が見られるカミさんは
気管チューブに頼ることなく呼吸ができていた。

 

 

このため、気管チューブが外れたからと言って
急に容態が悪化するということはなかった。

 

 

主治医の呂先生は
「すでに十分な自発呼吸が認められますので
この際、気管チューブを外す方向で検討します。」

 

 

入院して約半年。
やっとカミさんの体から管が一本抜けることに
なった。

 

 

「スパゲティ状態は、イヤ。」
カミさんとの約束が、ほんの少しだけ守れることになる。

 

 

「来週早々には、チューブを抜く処置をします。」
そう説明する呂先生に頭を下げ、病院を後にした。

 

 

to be continue.