2020年4月4日





129回目の釣行。




釣り船である以上、やはり大漁旗は必要でしょう、ってノリで作った大漁旗は、綺麗過ぎて外で使うのはもったいなさすぎ、自宅のタペストリーと化していた。



船が止まっているときでもちゃんと旗が見えるようにフレームも作っていた。





ので、実用的な大漁旗を作った。







それがこれ。



本職の看板屋さんに発注して、トラックのシートとかに使う生地で、ターポリンというらしいのだけど、いかにも丈夫で、さすがプロのお仕事、カッコいい出来だ。






ま、自己満っちゃぁじこまんには違いなく、そこまでやるかってなもんでしょうけど。






今日、出港前に社長の手を借りて船に装着した状況がこれ。


看板そのもの・・・・・・。








目的は2つあって、志津川の船乗りの皆さんに、凛々丸の存在を知らしめることがひとつ。単なる目立ちたがりってわけではなくて、いつかコミュニケーションをとるときのきっかけとして、や、万が一の事故のときの備えとして、の意味合いもあるのです。





これはまさに   看板   です。






んで、もうひとつが  スパンカー。






操船の基本で、船を風に立たせる、というのがあって、船首を風上に向けた姿勢を保つことなんだけど、これを実現する機能を持つのがスパンカー。船尾側に、風に対して抵抗となるスパンカーを張ることで、船首より先に船尾を風下側にながすのだ。







スパンカーは生地を2枚、船尾側に生地の端の間隔を少し空けて張る。そうするとその断面は、飛行機の翼と同じような形状になり、風の向きと船の向きがずれたときに、一致させる方向に揚力が発生し、復元力を高める。




今回の看板旗は、1枚こっきりなのでこの復元力は働かない。






だから、看板旗のスパンカーとしての効果は半分、言うなれば   『なんちゃってスパンカー』だ。






さらに言うなら、通常スパンカーは推進力を発生する箇所、すなわち船外機のペラより後ろに位置しなければならないが、ちょうど同じ位の位置なのでなおさらスパンカーの効果は得られない。





けれど、船首に設置したアイパイロットとの相性は良い。





先週、年1回のメンテナンスを社長に依頼していた。メンテナンス前の船底がこれ。


海草の付着が凄まじい。




これを、高圧洗浄機で除去、船底塗装をほどこしてもらっていた。






その結果、同じエンジンの回転数でも速度は3~5km/hr  あがった。






お陰で船の走行は快調そのもの。






で、釣果も快調といきたかったのですが、低調そのもの。
ソイ   1
アイナメ 4




アイナメは全部こぶりのためリリース、海中に戻れなくなったソイのみ持ち帰り。





激シブの1日だったけど、天気も良くて、コロナウィルス感染拡大の閉塞感から少し解放された。