一昨日、昨日と消防の一泊旅行。
だいたい今時分、年1回の恒例行事。おやじだけの国内バス旅行、移動中は酒びたり、まぁ~飲むは飲むはよくそこまで飲めるもんだと、差ほど飲めない私なんかは感心するばかり。なので私は運転手役をかって出て、アルバイト代5千円をせしめるのです。




名目はポンプ操法の慰労を兼ねて、ということで、言ったもん勝ちで私が決めた行き先は袋田の滝。日本三大名瀑のひとつだけど、華厳の滝や那智の滝に比べると知名度は今一つなんかなぁ、と思うけど。





でも実際に目にすればなるほどなぁと思った。特に雨が降ったばかりで水量も多く、より迫力が増している、と、駐車場整理のお兄さんが言ってた通り、見事なものでした。




なかなか素人写真ではそれは表現しずらいけど、こんなん。



観瀑台が何ヵ所かあって、同じ滝でも見え方が違って趣が変わる。特に目線の高さが変わると印象がずいぶんと違ったものになる。その点よく考えられていて、上の写真はエレベーターに乗って行った上部の第2、3観瀑台から眺めた絵だけど、第1観瀑台からの景色はこんなん。

幅が120m、水しぶきが降りかかる距離で眼前に迫ってくる。夏だったら此処が一番だったかも。紅葉も少し前だったら最高だったろう。






んで、さらに寄り道。下流の吊り橋を渡った先に、鉄の階段が上方に延びた自然研究探索道だかそんな類いの名前の入口を見つけた。そんな寄り道があると、その先にはいったい何があるんだろう?と気になって行ってみなくちゃ気がすまなくなる。なぁにちょっとした枝道ですぐ帰ってこれんだろ、ってたかをくくったのが間違いのもと、結構なハイキングコースだった。あとで調べたところ、標高404m、月居山というらしい。駐車場からの標高差は270m、全行程しっかりとした鉄から石造りの階段が整備されている。その分ほとんど直登で傾斜はキツイ。
上からの景色は雑木が繁っていて差ほどいいわけでもない。下の駐車場を見おろすとこんなん。







それと上部にも滝があって、生瀬滝と言うらしいけど、苦労して登った割にはねぇ・・・・ってほどのもん。





あとで聞いたら皆を40分ほど待たせたらしい。けど、おかげさまでいい運動になった。ごめんなさい。






場所の雰囲気は、川と鮎という点で一関というか東山の猊鼻渓を彷彿とさせるけど、スケールと見応えにおいてはやはり袋田の滝に軍配があがる。滝ばかりに目がいくけど、実は周りの岸壁なんかも見事なもので、これまた猊鼻渓のそれをも凌いでいた。




あと帰り道に竜神大吊り橋に寄って見物。

バンジージャンプをやりたかったけど1万2千円は出せません。




夜は宴会。






それぞれ楽しんだよう。






2日目は雨の水戸偕楽園。梅の咲く季節にもう一度来てみたい。




お土産を買いに那珂湊お魚市場へ。青森や八戸や秋田にも似たたぐいはあれど、こっちは都会に近いだけに人が多くて賑わいが感じられ、売っているものも豊富でみんな美味しそうだった。青森、北海道産もある。産地に行けば美味しいものが食べられるというのは実はウソで、やっぱり大消費地に届けられるんだというのを見せつけられた思いがした。





お金を出せばね。





美味しいものは食べられる。





帰りは常磐道。






何度か通ったことはあるけど、明かりのついている家がまったくない地域を見るたびに事の重大さを考えさせられる。





こうしてのんきに消防の旅行ができていることに感謝せずにはいられない気持ちになる。





南相馬のサービスエリアのイルミネーションが綺麗に光っていた。