私には20代大好きな方がいた。
大好きすぎて、彼の経営する出版社のイベントに、岩手から夜行バスで行き、
10秒話す権利とか、オリエンテーリングとか、山手線ジャック読み読み隊とか参加してた。
「毎日が冒険」という本を教えてもらったのがきっかけで、
この本を読んで人生は180度以上変わっていった。
そう、それを書いたのは高橋歩さん。
彼の本に心奪われ、教員時代は学級文庫の棚はほぼサンクチュアリ出版の本。
どれだけ偏った本棚だったことか…。
自分の好きの共有が強要になっていなければいいが・・・
なんて今更、時すでに遅し。
クロアチアに移住して、宿をやると決めた時も、
頭の中には歩さんが居て、
アジアからヨーロッパまでバックパックを背負い向かう移住計画を立て、
福岡の歩さんのトークライブを皮切りに、
読谷のビーチロックハウスに梯子をし、
沖縄の離島を旅してから、船で台湾に渡り、
クロアチアを目指した。
宿を開いたら、お部屋の名前は「歩の間」「拓巳の間」にしようと決めていた。
宿を開いてみると、中々理想通りにはいかず、
そんな名前を付けるのは恐れ多くて、いまだにそれはしていないのだけれど・・・。
そのくらい好きだった歩さん。
月日は17年以上経ち、
去年の春頃かな?
歩さんのインスタに、クロアチアのドブロブニクの町が上がった。
しかも、ヨーロッパで一番好きな町かもと・・・
とてつもなく嬉しかった!
手が震えたけど、いつものダメ元で、
歩さんの本に背中を押され、クロアチアに移住した御礼を
勇気を出してDMしてみた。
そしたら何と!お返事が!!!
「一度遊びに行きたいな・・・。」
「アジトも作りたいし・・・」
既にこの時点で発狂!
しかもその半年後、本当に歩さんが来ることになるとは!
確かに歩さんは有言実行を絵に描いたようなお方、
当たり前と言えば当たり前かもしれないけれど、
私の心の喜びセンサーは大きく振り切ってただただドキドキだった。
つづく・・・