娘の骨折 | クロアチア在住 奥寺有希子のブログ フヴァル島民宿苫屋 政府公認観光ガイド 

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フヴァル島で民宿「苫屋」を切り盛りしながら、政府公認ガイドとして、ダルマチア地方を中心に日本語観光ガイドとして活動中。「苫屋」は無農薬ワイン、オリーブオイルを作る農家宿!美味しいアドリア海の食もご案内いたします!

子ども用キックボードに乗って、頭には籠を被り、得意げに坂道を降りてきたと思ったら、
バーンと飛んでドテッと落ちた娘。
 
2年前に亀裂骨折した手首。(前回はトランポリン)
また今回も?
 
どんどん腫れてくるのに「骨は絶対折れてない」と救急に行きたがらない娘を無理矢理連れて救急へ。
 
島にはレントゲン設備がないため、ここで骨折かどうかはわからない。
翌日スプリットの病院へ行くようにと、固定だけして帰される。
幾度か来てわかりきっている状況であるが、やはり不安なものである。
7歳にして4回目の救急。
風邪らしい風邪も引いたことなく丈夫、健康そのものなのに、よく怪我をする娘。
運動音痴なのは確かである。
 
翌日スプリットの救急センターに行く。
そこには有り難いことにスプリット時代からの友人のターニャが看護士として働いている。
 
スプリット在住時代、医療通訳のお仕事の時はかなりお世話になったが、
まさか娘でお世話になるとは・・・。
 
前もって連絡してはいたが、着いた途端、優先的にレントゲンも治療も全て終了。
待ち時間ゼロのあっという間の処置。
看護士もドクターも笑顔、笑顔、笑顔。
この対応・・・さすがクロアチア!コネの世界全開!
 
ちなみにレントゲン結果、結構な骨折でした。
 
外は雨・・・。
「これで島に帰るのは大変だね。
ベッドも空いているし、麻酔もしたし心配だから2日間このまま入院して!
お母さんはターニャの家に泊まればいいでしょ?」とドクター。
 
何の準備もしてこなかったけれど、心の準備もしていないけれど、
娘も一気に不安の顔。
 
お部屋に行くと同じ7歳の女の子が骨折で入院中。
こんな広い部屋に一人でその子は1週間も入院していると・・・。
5歳以上は親の付き添いが出来ないとのこと。
我が子と会えるのは一日たった2時間のみ。
 
7歳同士2人一緒ということでお互いすぐ意気投合し、仲良しに。
娘の不安も一気に吹き飛び、「お母さん、早く出てったら?」
 
 

相方お手洗いで不在中。

 

娘より私の方が不安が募る日々だった。