さよならが、さよなら | 週刊とまっくす

さよならが、さよなら

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コルバタvol.7
「さよならRADIO」
@戸野廣浩司記念劇場

無事終演しました。
ご来場いただきました全ての皆様、本当にありがとうございました!

とにかく今回は喋った喋った
そして動いた動いた

話を回す役として、がんばらせていただきました。

前もどこかで言ったように
今後の課題としてこういったメインどころのキャラクターができるようになりたいと
いつからかそう思っていました。

そして今回。
その日が来たのです。

岡林くん。
ラジオ局の立ち上げメンバーとして、主人公の華ちゃんを頼りつつ、新人のアカネちゃんに恋しつつ、いつも空回り。
愛すべきバカ、とでも言ったところでしょうか。笑
しかし、本当はラジオのDJとして「カリスマになりたかった」が本音。
「学生の時にラジオで聴いた、あのミュージシャンや、あのお笑い芸人みたいに、天才って呼ばれる特別な人になりたかった」。

演劇人も、同じです。

僕は、僕の人生を作ってくれた「特撮ヒーロー」になるためにこの世界に入りました。

しかし正直言って現実は厳しいです。
ひょっとしたら、ヒーロー番組の劇中よろしく
いわゆる「選ばれた人間」しか門を叩けない世界なのかもしれません。

だけど

遠回りでも、歩みが遅くても
それでもまだ僕は、その先にある微かな希望を頼りに、僕は今小劇場に立っています。

きっと誰の心にもある、このぼんやりとした気持ち。

すごくシンプルで、だけど口にすると少し切ないメッセージを伝えたかったんです。

アフタートークでも言いましたが
A、B合わせて17人のキャストから、何かそれぞれのメッセージを持ち帰っていただけたのならこんなに嬉しいことはないです。

自分が一体なんのためにがんばっているのか
この先に何か希望は待っているのだろうか

こんな不安に出会ったらぜひ、この物語を思い出してみてください。


共演者のみんなへ。
稽古場から、僕は本当にやかましい奴でした。初めましてのみんなと少しでも仲良くなりたくて、少しでも楽しい現場を作りたくて。
それでも、愛想尽かさずに一緒にやってきてくれて本当にありがとう。
これからも、よろしくお願いしますm(_ _)m

友池さんへ。
こんなポンコツに、岡林という素晴らしいダメ人間をやらせてくれてありがとうございました。難しいことに挑戦させてくださってありがとうございました。
友池さんのメッセージが、お客様に届いてますように…。

また一つ、大きくなれた気がします。


さよなら
「さよならRADIO」。

いつか、また。
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