よくお話を聞くのは、建築業の方からのお話です。
今かなり予約が埋まっているそうで、私の家付近でも工事が終わっていない家はまだまだ沢山あります。
外壁が剥がれた家、立ち入り禁止のままの家、瓦が剥がれきった家。
これだけの家が崩れていたら、建築業の方の手も回りません。
そこで聞くのが、住民からの催促の声です。
「自分の所を一番にしてくれ!」「金は払えないけど家直してくれ」
横暴な声が目立つそうです。
焦る気持ちはあります。次また大きい地震が来たら、早くもとの生活に戻りたい、
それは様々です。私の家も、次の大きい地震は保障出来ない、と言われています。
そこで考えて頂きたいのが、建築業の方も被災者なのです。
埋まっている予約の方々も被災者なのです。
皆が自分と同じ思いなのです。それを考えて頂きたいものだな、とそのお話を聞く度に思ってしまいます。
地震があったときは「これからどうなるんだろう」
数日後には「生きてればなんとななる」
数ヵ月後には「早く家をどうにかしてほしい」
焦らずに、思いやる気持ちを忘れないで欲しいですね。