毎年(といっても3年目ですが)、そだてているドワーフトマト。
昨年のこの時期は、花がたくさん咲いているのに実が一向になる気配がありませんでした。
昨年(2020)の夏の状況、こんな感じで実ができません。
トマトはその花の構造上、高温になると、花粉が暑さで機能しなくなり、受粉できないそうです。
そこで、思い付きというか、トマトの交配についてネット上の情報を見ているときに、これは、着果不良の対策になるかも?とおもい、それを施しました。
それは、花の雄しべにあたる、筒状になっている部分を壊すという荒業。
トマトの花は、1つの花の中で、受粉が完結する自家受粉ですが、雄しべが5つあってそれが互いにくっついて筒状になって、めしべを囲っています。
この筒状になっているというのが、夏の着果不良の原因らしいです。
30℃を軽く超えるようになると、筒の中の温度が高くなって、葯からでる花粉が死んでしまい受粉に至らないらしい。
話がそれますが、品種改良するときの交配の方法は、この筒状になっている雄しべを取っさって、他の品種の花粉と交配させるのだそうです。
この方法を読んで、高温のせいで受粉できないなら葯をこわして、風通しを良くすれば温度をすこし下げられるかも、なーんて思ったわけです。
思い立ったら、即実行。
どうせほっておいても着果しないのだから、やってみてうまくいかなくても、後悔なしです。
そしてカッターで、切り込みをいれておきました。
実行してから2週間くらいでしょうか、、ほんの数個ですが実がふくらんできました。
本当にこれが効果があっての着果なのか、もう何回か、試してみないといけませんが、とりあえずの着果にたいへん満足しています。
東京オリンピックが終わってから台風やら秋雨前線やらで、お日様があまり出ていません。
また、気温も下がりました。
九州をはじめ各地で、大雨による被害が出ています。
もうこれ以上、被害が拡大しないことを願います。
それでは また。
ベランダのやさいたち、とくに育苗中の苗には、おひさんが欲しいところです。