National Geographic News
June 30, 2011

 アメリカ航空宇宙局(NASA)は28日、スペースシャトル計画の最後の飛行となる「アトランティス」の打ち上げを、米東部時間7月8日午前11時26分(日本時間9日午前0時26分)に行うことを決定した。


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アトランティスには多目的補給モジュール「ラファエロ」を積載し、国際宇宙ステーション(ISS)に水や食糧などの補給物資、交換部品、実験資材を運び、故障した機材や不用品などを持ち帰る予定だ。今回のミッションは12日間にわたり、打ち上げが予定通りに行われれば、7月20日に地球に帰還することになっている。

 スペースシャトルの打ち上げは次回のミッションで135回目となり、30年の長い歴史に幕を下ろす。シャトルの設計と製造は1970年代初頭に始まったが、初の宇宙飛行は1981年、オービタの2号機コロンビアにジョン・ヤング機長とロバート・クリッペン操縦士の2名が搭乗して行われた。

 現存する機体はアトランティスを含め3機あるが、そのうち2機はすでにラストフライトを終えている。引退後の3機は、スミソニアン航空宇宙博物館別館、カルフォルニア科学センター、ケネディ宇宙センター見学施設の3箇所に分けて展示されることになっている。

 スペースシャトルは従来のロケットとは違い、飛行機型の機体で滑らかに着陸できるので、繰り返し使うことができ、打ち上げ費用を削減できることを目的としていた。しかし、1986年チャレンジャー、2003年コロンビアの2度にわたる事故で宇宙飛行士の命が失われ、安全対策などに力を入れたため打ち上げコストも増大していた。スペースシャトルの輝かしい実績の裏で発生した事故は、宇宙開発の難しさと課題を浮き彫りにした。NASAは2度の事故で14名の尊い命を失っている。

 スペースシャトルはこれまで、さまざまな実験設備だけでなく、依然用途が明かされない国防総省の人工衛星など、さまざまな物資を宇宙へ運んできた。1990年には、現代天文学の発展に大きく寄与したハッブル宇宙望遠鏡を軌道上まで搬送したほか、1997年と1999年にはその修理にも赴いている。ハッブル宇宙望遠鏡の素晴らしい観測・撮影装置は、宇宙に対する私たちの理解度を高め、それと同時に宇宙の新たな魅力を伝える別世界のような画像をいまも送り続けている。また、国際宇宙ステーション(ISS)の建設にも、スペースシャトルは大きく貢献してきた。

 NASAはシャトルに代わる宇宙への人員・物資輸送用ロケットとして、次世代有人ロケット「アレス1」の開発に着手していた。「アレス1」は、2005年に当時のジョージ・W・ブッシュ前大統領が打ち出した「コンステレーション計画」の中で、有人宇宙船「オリオン」を宇宙空間に投入することを目的として開発が進められていた。当初の計画には、新しい打ち上げロケットや宇宙船、月面探査車の開発、そして最終的には月の一方の極に月面基地を建設する計画が盛り込まれていた。

 その後、オバマ政権に代わった2010年にコンステレーション計画の打ち切りを明らかにしたが、今年5月、宇宙飛行士の輸送に特化したカプセル型の「多目的有人宇宙船」(MPCV)の概要を明らかにし、新たな宇宙開発に取り組むことを発表した。今後、NASAはMPCVで小惑星や火星の有人探査を目指す。

Photograph courtesy Jim Grossmann, NASA


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全文章と写真を抜粋させて頂き、帰属をさせて頂きます。
心より感謝をいたします。

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日本は、今バタバタだから‥、
引退を迎えるスペースシャトル
のお話しも影を潜めていますからね‥(;^_^A

135回目で30年の歴史にいよいよ、幕を閉じるのですね‥♪長い間、お疲れさまでした☆
m(__)m☆良い旅路の人生を多感したんだろうなと、この記事を拝読して感じました‥♪(^^ゞ