ブログサボり、継続中です。

書くことが余り無いというか、仕事に追われているのです。

いや、仕事自体は楽しいんですよ。

きついんだけど、今までやったことがないことばかりなので毎日が新鮮で不安と共に楽しみが広がったりして。

そのくせ、なんとなく上司っぽい真似事までしなくてはならず、常にいろんなことを頭に描いていないと、即座に対応できないことが多くて。

普通の人って、どの程度までこういう仕事に対しての許容があるんでしょうか。

自分がだめなのか、と思ったりもしますが、さらに上にダメだとは言われていないので、これでいいのかどうか。


単調な仕事ではないので、今のところ飽きずに楽しんでいます(^^)

とりあえず、一年で周りに追いつく予定。

さてどこまで行けるか。


ブログは止めずに続けますが、こんな具合ですので(^^;)

京極夏彦の「死ねばいいのに」。

読了しました。


さすがですね、やっぱり。

京極先生の小説は読みづらくて難解なものが多いのですが、これはそれらに比べたらよっぽど読みやすい普通の小説でした。

まぁお得意の難しい漢字は結構出てきますが、スラスラと読めるので安心です。


内容は、死んでしまったアサミという女性のことを知りたいと聞きまわる青年の物語。

と書けば普通の青春、恋愛小説っぽいですが、全くそんなことはなく。

自分を馬鹿でダメな人間だとあくまでもストレートな思いをぶつける今風の若者に次第にタジタジとなっていく各章の登場人物。

このある意味、息詰まる二人のやりとりがおよそ6人分あるわけです。

そして、章の最後の決め台詞が「死ねばいいのに」。

さて、どんなふうに登場人物がこの言葉に誘導されていくのか、というのが非常に楽しみでありました。

驚くような結末と、ある得ないのかあり得るのか、というこの物語の姿。

皆さんはどのように感じるのでしょうか。


面白い本でした。
最初の方は何日もかけてダラダラ読んでいたのですが、急に面白くなって最後まで一気に読んでしまいました。

読んだことある人はわかるとおもうんですが、絶対に映像化できません(笑)

エロイグロイっていうのとは違う意味で。

このあたりはぜひ読んで確認して欲しいところ。

ヒントは、意外と登場人物少なかったんだ、です(笑)


内容的には、主人公格の女性はちょっと悲劇的な内容。

特にハッピーエンドということでもないと感じました。

解決はしたんですけどね。

面白いのは最後の最後じゃないと、全体が見えてこないところ。

シリーズ化もできそうな感じなのですが、そうするとこの1作目の意外性は出てこないので難しいかなぁ。


とりあえず面白かったです。