めぐにゃん身勝手妄想劇場~
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

「ハイ!僕と同じ、キャラメルフラペチーノ!」
眼下に広がる街の雑踏を、無意味に眺められるカウンター席。
背後から、テンション高い声に振り向き
目の前に、グイッと差し出されたそれを受け取る。
えっ?キャラメルって…
俺、普通にホットコーヒーって言ったよな?聞いてたよな?
あぁ~、また、即行で忘れて、思い出すのも、もう一度聞くのも面倒くさいから、
同じでいいか!ってことだろ?
まったく…、人の話、全然、聞いちゃいないし!
お前って、いつも、そうなんだよなぁ…
わかってて、コイツに頼んだ俺が、悪いんだよな。
毎回、毎回、黙って飲む俺に、感謝しろよ。
つーか、お前、近いっ!
カウンター席で、俺に、向き合おうとするな!
鬱陶しそうに、無言で抵抗するも…
無駄な抵抗となることを、俺も、そろそろ学習しなきゃだけど…
他愛もない出来事を、時折、ホントか?と思うくらい
大袈裟に話しまくるお前は、楽しそうだ。
大きな瞳が、更に見開き、くるくる変わる表情。
顔の表情だけで、充分伝わる、喜・怒・哀・楽!
おしゃべりなのは、昔からだし、
夢中になると、早口になるのも変わらない。
出会った頃から、ずっと、この調子で変わらないってのも
それはそれで、案外悪くない。
でも、もう少しだけ、落ち着いて話しても、いいんじゃないか?
時間は、たっぷりあるんだし…
俺、逃げないし…
つーか、絶対、逃げれないしっ!な~んてなっ!
「今、話、聞いてなかっただろ!」
不意にそう突っ込まれ、腕を、バシバシ叩かれた。
あぁ、びっくりした!
今の俺の気持ち、ダダ漏れしたのかと思ったよ。
あぁ、確かに、半分、聞いてなかった。
怒ってるのか?俺が、悪かったよ。
相手にされないと、拗ねるんだから…って、えっ?
今、聞いてないって怒ったよね?
もう一度、最初から、話してくれるんじゃないの?
それ、続きっぽくない?
俺、お前の話、全然、見えてないんだけど?
それ、お構いなしか?
じゃあ、話、聞いてなくてもいいんじゃん。
まったく、一人で勝手にしゃべり散らかして…
そう呆れながらも、コロコロと弾ける声を、
ただ、ただ、心地よく聞きながら、外の風景へと視線を移す。
ふと、耳に、店内に流れる音楽を感じ、視線を、戻すと…
じりっとした目つきで睨まれてた。
お前のその顔、割と可愛いんだけど…
背中を、ポンポンとして、許せの合図を送ったら
今度は、はにかみだして、俯いてしまった。
伏せられた長い睫毛に、ちょんと、指で触れてみたら
大きく飛び上がり、驚いた顔になった。
思わず、笑みをこぼしたら、
視線が、ひとつ、ふたつと絡み合う、少しの間。
…だったのに、急に、ニカッと、いたずらっぽく笑ったかと思うと
また、新しく別な話が、はじまった。
と、思ったら、突然、笑い出した。
笑うような話、まだ、してないよな?
だんだん、全身で、笑い出した。
どーやら、笑いのツボにハマったみたいで、笑い過ぎて、もう泣いてるよ。
オイオイ、自分ばっか、笑ってないで話せよ。
気になるじゃないか!
ヒィヒィ…って、オイ、笑ってるのか?
泣いてんのか?どっちだ!
えっ?もしかしたら、苦しいのか?
もう止めてとでも言うように、腕を、ギュっと掴んでくる。
なんだか、急に心配になってきて、大丈夫だろうかと
顔を、覗き込んだのが…、イケなかった。
いきなり、俺の顔が、近くに迫ったのに、きっと、びっくりしたんだろう。
一瞬、きょとん?とした表情を、見せた。
あれだけ笑ってたのが、面白いくらい、一瞬で、ピタッと止まった。
その表情が、今度は、こっちのツボに一撃!
思わず吹き出して、大笑いしてしまった。
笑う俺を見て、半笑いのまま、何で笑うんだ?と、目で訴えてきたけど
もう、その表情だって、こっちのツボに加点されて止まらなかった。
そして、2人して笑った。
お互い、もう何が、どう面白くて笑ってるのかなんて、
そんなの、どうでもいいや!
笑い過ぎて、カラッカラになった喉を、
キャラメルフラペチーノで、ホロ甘く冷やされる。
箸が転んでもおかしい年頃、って訳でもない俺たちなのに
『笑いは、伝染する』って、本当だったんだ。
お前から伝染すると…
まぁ、少し、疲れるけど、うつされてやるよ。
(素敵な画像お借りしました
)

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「ハイ!僕と同じ、キャラメルフラペチーノ!」
眼下に広がる街の雑踏を、無意味に眺められるカウンター席。
背後から、テンション高い声に振り向き
目の前に、グイッと差し出されたそれを受け取る。
えっ?キャラメルって…
俺、普通にホットコーヒーって言ったよな?聞いてたよな?
あぁ~、また、即行で忘れて、思い出すのも、もう一度聞くのも面倒くさいから、
同じでいいか!ってことだろ?
まったく…、人の話、全然、聞いちゃいないし!
お前って、いつも、そうなんだよなぁ…
わかってて、コイツに頼んだ俺が、悪いんだよな。
毎回、毎回、黙って飲む俺に、感謝しろよ。
つーか、お前、近いっ!
カウンター席で、俺に、向き合おうとするな!
鬱陶しそうに、無言で抵抗するも…
無駄な抵抗となることを、俺も、そろそろ学習しなきゃだけど…
他愛もない出来事を、時折、ホントか?と思うくらい
大袈裟に話しまくるお前は、楽しそうだ。
大きな瞳が、更に見開き、くるくる変わる表情。
顔の表情だけで、充分伝わる、喜・怒・哀・楽!
おしゃべりなのは、昔からだし、
夢中になると、早口になるのも変わらない。
出会った頃から、ずっと、この調子で変わらないってのも
それはそれで、案外悪くない。
でも、もう少しだけ、落ち着いて話しても、いいんじゃないか?
時間は、たっぷりあるんだし…
俺、逃げないし…
つーか、絶対、逃げれないしっ!な~んてなっ!
「今、話、聞いてなかっただろ!」
不意にそう突っ込まれ、腕を、バシバシ叩かれた。
あぁ、びっくりした!
今の俺の気持ち、ダダ漏れしたのかと思ったよ。
あぁ、確かに、半分、聞いてなかった。
怒ってるのか?俺が、悪かったよ。
相手にされないと、拗ねるんだから…って、えっ?
今、聞いてないって怒ったよね?
もう一度、最初から、話してくれるんじゃないの?
それ、続きっぽくない?
俺、お前の話、全然、見えてないんだけど?
それ、お構いなしか?
じゃあ、話、聞いてなくてもいいんじゃん。
まったく、一人で勝手にしゃべり散らかして…
そう呆れながらも、コロコロと弾ける声を、
ただ、ただ、心地よく聞きながら、外の風景へと視線を移す。
ふと、耳に、店内に流れる音楽を感じ、視線を、戻すと…
じりっとした目つきで睨まれてた。
お前のその顔、割と可愛いんだけど…
背中を、ポンポンとして、許せの合図を送ったら
今度は、はにかみだして、俯いてしまった。
伏せられた長い睫毛に、ちょんと、指で触れてみたら
大きく飛び上がり、驚いた顔になった。
思わず、笑みをこぼしたら、
視線が、ひとつ、ふたつと絡み合う、少しの間。
…だったのに、急に、ニカッと、いたずらっぽく笑ったかと思うと
また、新しく別な話が、はじまった。
と、思ったら、突然、笑い出した。
笑うような話、まだ、してないよな?
だんだん、全身で、笑い出した。
どーやら、笑いのツボにハマったみたいで、笑い過ぎて、もう泣いてるよ。
オイオイ、自分ばっか、笑ってないで話せよ。
気になるじゃないか!
ヒィヒィ…って、オイ、笑ってるのか?
泣いてんのか?どっちだ!
えっ?もしかしたら、苦しいのか?
もう止めてとでも言うように、腕を、ギュっと掴んでくる。
なんだか、急に心配になってきて、大丈夫だろうかと
顔を、覗き込んだのが…、イケなかった。
いきなり、俺の顔が、近くに迫ったのに、きっと、びっくりしたんだろう。
一瞬、きょとん?とした表情を、見せた。
あれだけ笑ってたのが、面白いくらい、一瞬で、ピタッと止まった。
その表情が、今度は、こっちのツボに一撃!
思わず吹き出して、大笑いしてしまった。
笑う俺を見て、半笑いのまま、何で笑うんだ?と、目で訴えてきたけど
もう、その表情だって、こっちのツボに加点されて止まらなかった。
そして、2人して笑った。
お互い、もう何が、どう面白くて笑ってるのかなんて、
そんなの、どうでもいいや!
笑い過ぎて、カラッカラになった喉を、
キャラメルフラペチーノで、ホロ甘く冷やされる。
箸が転んでもおかしい年頃、って訳でもない俺たちなのに
『笑いは、伝染する』って、本当だったんだ。
お前から伝染すると…
まぁ、少し、疲れるけど、うつされてやるよ。
(素敵な画像お借りしました
)