こんばんはー、マックです。

寝落ちはいかんですね…

秋の夜長は読書…と行きたいところですが、何分寝落ち率が高くてorz

何にも出来やしない・°・(ノД`)・°・←自分が悪い



限定が読めない方には非常に不親切な仮面ですが…うーんと、とりあえず朝になったら蓮がいなくって、蓮に頼まれたテンが家に来ていた…って所です。

(かなーり情報はしょってるけど、他に説明の仕様が…!)

ずっとすれ違ってた二人ですが、やっとこさストカ蓮さんに希望が見えてきました!←

ラストスパート頑張ります!寝ずに!←


あ、アメンバー申請は明日から5日まで開放します。

ちゃんと申請と共に条件を満たしたメッセージを送ってください。




※この話は、夜はホステスな才女きょこたんと、同じく夜はホストの准教授蓮の組み合わせです。
完全パラレルです。


基本、両片想いのすれ違いです。

それでも大丈夫な方向けのお話しですよ?





゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚





テンが用意してくれた服を着、朝食とも昼食ともつかない時間のご飯を食べ。

送ってもらった学校で待っていたのは、学長からの呼び出しだった。



「と言うわけで、先方の学長も君のような優秀な子が交換留学に来てくれると非常にありがたいと言ってくれているのだが…」



蓮が昨晩話していたように、やはり留学についての話だった。

聞いていた通り、やはり学長は乗り気だった。

そしてどうやら、受け入れ先の大学でも同じようで…



「留学先にはうちの講師の敦賀くんも行く事になっている。一人で心細いとか何か心配事があれば、彼に相談すといい。実は彼は帰国子女でね?向こうでの生活なんかは敦賀くんに聞くと何でも教えてくれると思うんだ。学業についても専攻は違うけど、きっと何かいいアイデアをくれるんじゃないかと思ってるよ…」



ニコニコしながら勧めてくれる学長は、何か不安に思う所があってキョーコがずっと黙っていると思ったらしい。

蓮が一緒だから何でも相談しなさいとしきりに蓮を推してくれる。


キョーコは一つ小さく息を吐くと、学長に向かって自分の決意を申し出た。



「学長…申し訳ありませんが、そのお話しはお断りしたいと思うんです。―――私、やりたいことを見つけました。」




**




冬の日が落ちるのは早い。

学長室から出た時には既に4時が近く、空は西日とそれに照らされたオレンジ色の雲で彩られていた。


暖の効いた部屋から出た体は急激な温度の変化に対応できず、熱を奪われぶるりと震える。

キョーコははあ…と白い息を空に向かって吐いた。



「…本当に、残酷な人……」



中庭を臨む橋の上で佇むキョーコの手には、あの便箋があった。

薄いグレーの便せん2枚は、やはり蓮からキョーコに当てての手紙…


そこにはこれまでの非礼を詫びる文言と、蓮のこれから。

そして、キョーコへの想いが綴られていた。



『どうか、「私なんて」と言う考え方はやめて ありのままの君でいて欲しい。

誰よりも純粋で 人一倍の努力家で それ故に傷付きやすい君だけど、

そんな君を愛している人間がここにいると それだけは覚えていて欲しい。


例え 君が俺を愛してくれなくとも 生涯ただ一人 俺は君だけを愛するから。』



(愛だなんて…)



ずっと、自分は愛される事がないのだと思っていた。


求めて止まなかった母の愛は手に入れる事が出来ず、その代りにしてしまった幼馴染への想いも散った。

少女時代はショータローの取り巻きからやっかまれ、地元を離れても努力し続けた勉学のせいで「才女って近づきにくい」と勝手に印象を持たれた事で、友情すらまともにわからない。


そんな自分が、一生涯愛される…キョーコには想像がつかなかった。



折りたたんでいた便箋を開き、蓮の整った綺麗な文字に目を落とす。



『本当は あの夜 あの場所で 会いたくなかった。

君に憧れてもらえるようないい先生のまま 留学先で親しくなって 初めて想いを告げるつもりでいたんだ。』



あの夜…初めてホスト『クオン』と出会った夜を思い出す。

街灯と店の照明を浴びてキラキラと輝く金髪。

高級な光沢を放つスーツを身に纏い、驚きの色を帯びた碧の瞳が自分をじっと見つめていた。


あの出会いは、彼にとって本当に予定外だったのだろう。

その後の彼の非情振りは、どう対処していいかわからずに突っ走ってしまった結果…と言ったところなのだろうか。



「本当に勝手なんだから…」



あの出会いは、確かにキョーコにとっても予想外だった。

学内でも絶大な人気を誇り、教授達からも信頼の厚い蓮が学外でバイト…それもホストをしているだなんて、夢にも思わなかった。

何故ホストのバイトだったのかはテンから聞いたのだが…

その理由すら自分との接点を作る為、自分の留学費用を稼ぐ為と聞くと、自分への凄まじい執着にただただ驚いた。



だけど、キョーコはあの夜の出会いを後悔していない。



思わぬ一面を垣間見てしまった事に、受けたショックは大きいけれど。

蓮から施された無体な行為の数々は、決して許せるものではないけれど。


蓮のおかげで、キョーコは店のみんなからの想いに気付けた。



優しく包み込むように見守ってくれているママ。

退店の挨拶に行けば、温かい声をかけてくれる客。

急すぎてその場で退店を知った先輩達も、みんな妹のように可愛がってくれていた。


ずっとずっと、自分は一人で頑張っているんだと思い込んで突っぱねていたキョーコは、快..楽に支配されながらも確かにみんなの愛を感じ取っていた。



自分は、一人なんかじゃない―――

自分で勝手に視界を狭めていただけで、本当は愛してもらえていたのではないか…?


そう思えるようになっていた。



「勝手に、後悔なんてしないでほしいわ……」



テンから聞いた話だと、蓮は今朝早くにこれからの準備の為、アメリカへ渡ったらしい。



「早く帰って来て?私、貴方に伝えたいことがあるの―――」



空は夕闇に向かって段々と色を濃く変化させている。

濃くなっていく影の中から、キョーコは遠い地へ旅立ってしまった彼に向けて、ぽつりと言葉を投げかけた。





キョーコの心に芽生えたのは、一つの強い決意。


それと、淡かった恋心が急激に染まった、鮮烈な熱情―――――






こぶたのヒトリゴト。-にゃんこ拍手 ←お、終わり見えた!


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いやー。最近言葉の難しさについて、リアルでお勉強中です。

どうせママ歴の浅いアラサーの若造ですわ。

でも頑張ってるのよー!むーん!。゚(T^T)゚。



仮面が無事に終わり見えてきたので頑張るー!






スキビ☆ランキング * ←いつもありがとうございます^^