2013年12月 * 拍手設置(加筆なし)
※ ギャグチック成立後蓮キョ←
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突然ですが、ワタクシ最上キョーコ。
ただ今、絶体絶命のピンチを迎えております!!
「で?最上さん?どうしてこんな企画を受けたのかな??」
目の前で艶やかに微笑むのは、最近お付き合いを始めたばかりの尊敬する大先輩…敦賀さん。
目…目が笑ってないよぅ(汗)
「でっでも!これは私に来たお仕事ですから、ぺーぺーの私なんかが仕事を選り好んでいいわけ…」
「へぇ。付き合い始めたばかりの彼氏にはキスを拒むくせに、通りすがりの見知らぬ人にはキスさせるんだ。案外最上さんて破廉恥…」
「ほっぺだけじゃないですかぁぁぁぁっ!!」
そうなのだ。
今回私に来たオファーとは、某バラエティ番組の企画の一つで『街中で[私にキスしてください]という看板を持ってたら何人がキスしてくれるか』という実験。
何ヵ国かで同じような実験をするらしく、畏れ多くも日本代表…と言う形で『京子』にオファーが来たのだった。
「でもねぇ。俺には駄目って言っておいて、それはないんじゃないか?」
「だってちゃんとお仕事として来た話なんですよ?ドラマにだってキスシーンとかはあるじゃないですか…」
ちなみに。
敦賀さんとは、告白されたその日に一度だけキスをした。
軽いキスだと思っていたら長くて、息継ぎどうしようか悩んでるうちに舌が入ってきて………
気が付いたら体中の力が入らなくなっていた。
『恋愛初心者なんですから、手加減してくださぁい!!』
と泣き付いた結果、私の気持ちが付いてくるまで待ってくれる…と言う事で、その一度だけなのだ。
だからこそこのオファー、黙ってたのにぃぃ!!
「キョーコ?確かにドラマではキスシーンあるけどね。一般人にしかける企画ものと、役者同士のキスではずいぶん差があると思わない?」
「いえいえ!一回ずつ役者の法則使えばいいだけの話じゃないですか。どうせ私なんかにキスしたいなんて思う人そういるわけ…」
「キョ・オ・コ・さん???」
ひぃっっっ!!!
ついに大魔王降臨!!!!!
「ここに『最上キョーコ』とすっごくキスしたい男がいるのに、それを言いますか?」
え…笑顔が怖いぃ!
「そうか。どうもキョーコは自分の魅力をいまひとつ分かってないよね。今夜は俺がゆっくりキョーコの魅力について教えてあげるから。覚悟してね。」
そう言って、敦賀さんは荷物を持つかのように腰をさらって肩に担ぐと、そのままラブミー部室をスタスタと出て行ってしまった。
「どっ…どうしてそうなるんですかぁ!?誰か助けてぇぇぇぇ~っ!!!」
後日、敦賀さんによって脅された椹さんからこのオファーがキャンセルされた事を知らされた。
私にお仕事…誰かください(泣)
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年末(年始だっけ?)つけてた某番組の企画から発想→妄想。
これ、密かに桃色ちっくなアフター話も一緒に妄想したけど…
いらんかな?
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