【読書】母、家出します。(垣谷美雨著) | いろいろ♪あれこれ

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2023年は37冊の小説を読みました。
昨日読み終えたのは垣谷美雨さんの『母、家出します。』です。
七十歳死亡法案、可決 と衝撃的な文言。。
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高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法案」を強行可決。
施行まで二年、宝田東洋子は喜びを噛みしめていた。
我儘放題の義母の介護に追われた十五年間。
能天気な夫、引きこもりの息子、無関心な娘とみな勝手ばかり。
やっとお義母さんが死んでくれる。
東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて・・・・
 
ブックカバー裏のあらすじより
 
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「七十歳死亡法案」とは、
七十歳の誕生日を迎えた30日以内に安楽死しなければならない。というもの。
 
もしもそんな法案ができたら、私なんかあと2年しか生きられないことになる。
めちゃくちゃ怖いですよ。
でも、それを喜ぶ人もいるのです。
 
介護は女性がするものと決めつけている夫や息子。
食事の支度は女性がするものと思っている夫と息子。
 
読んでいて腹立たしく思うこともあったけど、
母の介護疲れを知っていて仕事に逃げる娘のことは自分のことのようだと思いました。
 
私は両親の介護には片足のつま先をつっこんだくらいしかやっていないと思っています。
それでも無関心で我が事がいちばんの姉と弟には腹を立てていました。
 
ストーリーは暗いまま終わるのではないのですが、
「そうだよなぁ~」と一番感じたのは介護を仕事にしている人のお給料が安いということ。
仕事に逃げていた娘は介護職をしていて、同じ職場に思いを寄せている男性がいるのですが、
その人から「今の給料では結婚できない」と言われます。
 
これから益々人員が必要になる職種だと思うので、
仕事に見合ったお給料が貰えるよう日本政府は考えてほしいと切に思いました。