ビートたけしさんの『アナログ』を読みました。
10月6日㈮に公開される二宮和也さん主演映画の原作小説です。
公開前にストーリーを知っておきたくて読みました。
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デザイナーの水島悟はある日、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で謎めいた女性、
みゆきと出会う。
似たような価値感を持つ彼女に徐々に惹かれていく悟。
意を決して連絡先を聞くも「お互いに会いたい気持ちがあれば会えますよ」と言われ、
毎週木曜日にピアノで会う約束を交わす。
多忙な日々の中、ゆっくり関係を深めていくふたり。
しかし、突然彼女はピアノに現れなくなり・・・・・
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携帯電話やパソコンなどで色々な情報が手に入り、連絡先の交換も気軽にできる時代ですが、
連絡先を交換せずに「会いたい気持ちがあれば会える」というみゆき。
そこには深い理由があるのですが、約束の木曜日を心待ちにする悟の姿を想像すると
SNSなんてなかったときに学生だった頃の自分を思い出します。
そんな約束をした人がいたわけではないけどね。
悟の友人のふたりのやり取りも楽しくて面白い。
よい友達に恵まれていて羨ましいと思ったり。
悟の母との突然の別れは短い文で書かれていたけど、こみ上げてくるものがありました。
突然、ピアノに現れなくなったみゆきの過去と現在が分かり、悟の決断も素敵だなと思いました。
映画の公開が楽しみです。

