何か様子がおかしい…。





突っ伏したまま動こうとしないるいちゃんに
異変を感じた私は
声をかけてみることにしました。









「…るいちゃん?」






「大丈夫?どうかした?」











!???




近くにきて初めて気付きましたが
るいちゃんはこの時、
涙で顔がぐちゃぐちゃになるほどに
号泣していたのでした。








「リナに何か言われたの!?何を言われたの!?」



咄嗟に声を荒らげて問いただしてみても
泣きながら無言で首を横に振るだけ。












私はただただ横にいて
背中をさすってあげることしかできませんでした。












 そして、
この転校初日の翌日から
るいちゃんの長い長い不登校が始まります。