映画 [迷い婚~すべての迷える女性たちへ~/RUMOR HAS IT・・・]
DVDで『迷い婚~すべての迷える女性たちへ~』(ロブ・ライナー監督、2005年・米)を見ました。
原題は『RUMOR HAS IT・・・』
何に関する噂かと言うと、映画『卒業』
『卒業』・・・
懐かしいです。
でも、ラストシーン以外、内容はよく覚えていませんでした
『卒業』で印象に残っているのは、サントラ。
サイモン&ガーファンクルの歌が、すごく良かったです。
「サウンド・オブ・サイレンス」「ミセス・ロビンソン」「スカボロー・フェア」
映画を見て曲を好きになったのではなく、曲が好きで映画を見た気がします。
そんな懐かしい映画ですが、実はモデルがいたという設定になっています。
『迷い婚』の主人公のサラ(ジェニファー・アニストン)は、婚約したばかり。
相手は誠実で、堅実な弁護士のジェフ。
サラの仕事は、ニューヨーク・タイムズの死亡記事欄を書くこと。
ジャーナリストとしての将来性にも不安を感じています。
かといって、結婚に踏み切っていいものか迷うサラ。
そんな時、妹の結婚式に出席するため、ジェフと一緒に故郷に帰ります。
そこで、『卒業』に関する噂を耳にします。
30年前、故郷でもちきりになっていた、『卒業』にはモデルがいたという話。
幼い頃に亡くなった母親の謎。
そして、その謎は自分の出生にも関わってくること。
結婚前の女性の揺れる心を、『卒業』にからめて描いていきます。
主人公のジェニファー・アニストンは『フレンズ』でレイチェル役。
レイチェルも最初の登場は、結婚式場から逃げ出してきた花嫁だったのを思い出して、ちょっとおかしかったです。
結婚前にマリッジブルーになるのもよくわかりますが、相手を残して逃げ出すのはどうでしょう
私が残されたら、一生立ち直れないでしょうね。
お見合い結婚のお陰が、マリッジブルーなど全くありませんでした。
元気にニコニコと式場へ出かけましたよ。
でも、結婚した後にきましたね。
もちろん、結婚に対する後悔じゃないのですが、あまりにも環境が激変したので、気持ちがついていけない部分がありました。
だって、本籍地や苗字、住む場所、毎日の生活も変わってしまうなんて、別人になるのも同じ。
当時住んでいたのは、中央区のマンションの11階。
独身の時にライブやお芝居に行っていたホールが直ぐそばで、ベランダからよく見えました。
洗濯物を干しながらそのホールを見て
「えっ、私ったらこんな所で何をしているのかしら」
と、今の自分と結婚前の自分が分離してしまったような焦燥感にかられたものです。
まあ、そんな不安な気分も息子の出産・育児で吹っ飛んでしまいました。
だって悠長なことを考える時間が、なくなってしまったんですもの。
激動の子育て時代に突入したわけです