育児に正解はないとよく言われますが、不正解はあると個人的には思っています。
ここに書くことは、あくまで私の個人的な意見です。
読みたくないかたは、無理して読まないでくださいね。
その不正解の形のひとつが、虐待だと思っています。
虐待 脳 影響 などのキーワードで検索すると、虐待が脳に与える様々なダメージが閲覧できます。
その虐待の中には、暴言や保護者同士のDVを子どもの見えるところで行うこと
も入っています。
暴言を浴びせたことで、子供の心を傷つけたつもりが、脳にもダメージを与えていた。
暴言子どもの心に100のダメージ
だけだと思っていたら・・・
暴言子どもの脳に100のダメージ
↑
こんなイメージでしょうか。
また
DV子どもの脳に100のダメージ
DV子どもの脳に100のダメージ
↑
このようなイメージかなと思います。
実際、ダメージが100なのか100000なのかは、わかりませんが、ダメージ数は単なる例えです。
私には、1回の虐待でどれだけ脳が傷つくかわかりませんが、何回も何回も反復して虐待が行われていたら、脳が確実に傷ついていくのはたしかでしょう。
そうすると、どのようなことが起こるのか?
子どもが発達障害っぽくなると言われています。
具体的には、多動やコミュニケーションがうまくとれないなどです。
つまり
虐待をすることによって
最近よく言われる
『育てにくい子』
(私はこの表現が嫌いですが、敢えて使います。)
になっていくのです。
虐待が起きる状況の中には、子育てや保護者を取り巻く環境にイラついて、子どもにあたる・・・なんてケースもあるのではないでしょうか。
でも、待って。
あなたが本当に攻撃したいのは、子どもなのでしょうか?
あなたが本当にイライラしている相手は、実は子どもじゃないことがほとんど。
例えば、一瞬の隙に粉ミルクを床にぶちまける子ども
子どもにキレる親
↑
子どもに手をあげたくなるかもしれませんが
実は、この親がキレた先は、本当は子どもではありません。
床が汚れて、
それを子供を見張りながら
自分が片付けなければならない
状況にキレた
のです。
そう、子どもはミルクを床にぶち撒け、キレるきっかけを作りましたが、実は、キレる原因は、床が汚れているという環境にあるのです。
しかし、キレるきっかけ(子ども)とキレる本当の理由(周辺環境)を混同してしまうと、
動いていて、そこに居る子どもに怒りの矛先を向けてしまうことがあるのですね。
本当に、その親がイラついているのは、汚れた床に対してなのに。
そこさえ分離できれば、子どもへの怒りはそこまで込み上がってこないのではないかと、私は、常々、考えています。
話が戻りますが、床に粉ミルクをぶち撒けた赤ちゃんの例のようなケースでは、
子どもにそのような行為をしてほしくないがために
強く叱りたくなり、虐待をしてしまうという心理
も、働いているのではないかと考えられます。
しかし、先程も、ご紹介したように虐待をすると脳にダメージが行きますので
結果的に、より手のかかる子どもになってしまうのです。
それは、親が自分で自分の首を絞めるだけではなく、子どもの将来も潰してしまうことになります。
しかし、虐待を受けて育った被害者が親になったとき、その1/3が、自分の子どもに虐待をしてしまうというデータがあるそうです。
↑
今まで、漠然と虐待された被害者が加害者になってしまう事実があることを知っていましたが、この確率の高さを知って、私はビビっています。
自分も虐待経験者なので・・・
よく、日本では、暴言を受けるほう(被害者)にクローズアップされがちですが、海外では暴力を振るう方(加害者)に問題があると判断され、暴力を振るう方にカウンセリングなどを受けさせたり、治療することがあるそうです。
その考えかた、日本でも定着しないかなと思います。
もっと認知行動療法のできるカウンセラーが身近になってくれるといいなと思います。
そして、何より思うのは、被害者が未成年のうちは「虐待」だ!可哀想!なんとかしなければ!という人が多いような気がしますが、被害者が成人した途端に可哀想な対象から外れる・・・そして、無関心になっていく・・・そう思えてなりません。
しかし、虐待による影響は、大人になっても継続していきます。
大人になってからの虐待経験者の救済手段が、もっとあっても良いんじゃないかな?
と、常々、考えています。
私は、日常に流されて、考えるだけで終わってしまうのですが、ほかに熱意を持った方が、このブログを読んで、行動に移してくれたら嬉しいななんて思います。
世の中には、成人して社会人になっても、声を上げられず、親に洗脳され虐待を受け続ける過去は子どもだった大人がいっぱいいると思います。
そういう人たちを救う手立ては何かないんでしょうか・・・。
話は逸れましたが、育児に正解はないけど、育児に不正解はあると思います。
正解はないからといって、不正解の落とし穴がないとは言い切れないので、落とし穴(虐待)にはまらないようにしたいですね。
おわり
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