意味性認知症とは平成27年に国の指定難病に認められた事で、高度の喚語障害、言語表出障害、理解障害により実質的にコミュニケーションが不能な障害だと徐々に認知されてきました。 


意味性認知症の言語機能障害は、初期から言語の成り立ちに必要な音声・文法・意味の中の「意味」だけが徐々に消えて行き、失った言語機能は一生回復の見込みがない難病です。

 通常、意思の疎通が出来ない状態とは終末期で寝たきりの患者を想定すると思いますが、意味性認知症の場合は初期から出現します。


👨‍⚕️👩‍⚕️👨‍⚕️👩‍⚕️👨‍⚕️👩‍⚕️👨‍⚕️👩‍⚕️👨‍⚕️👩‍⚕️


娘が勤める病院は

地方の小さな総合病院

そのため診るのは内科と外科という

大まかなくくりしかなく

大学病院のように、内科の中でも専門化しているわけでもない

いわゆる、何でも診てくれる

地域に根付いた病院です

病棟も急性期と回復期に分かれているだけなので

当然、病棟の看護師さんたちも

受け持ちの患者さんそれぞれの、様々な病気を看るわけで

その知識たるや、すごいものがあります

また、長期療養も備えているためか

お年寄りの患者さんも多く

当然、認知症の方の比率も上がっています

そんな事情もあるためか

定期的に行われる院内の勉強会でも

"認知症"を取り上げることもあり

先日も

あったそうで、資料を見せてくれました
看護師さんと同じく、家族にも必要な事です

認知症は昔よりも身近な病気になっています
こうやって知識を得て患者さんに接してくれるのは
安心して預けることができます
主人が去年大学病院の入院時に感じた不安…
入院が原因の病気の知識はあっても
「主人は認知症ですので、そのあたりも注意して見て下さい」と伝えてあっても
何の対策も心配りもなく、院外に出てしまったというような事故は無いはずです
そして、愚痴る私に対して
👩「ハハハ、もっと大変な人はいっぱいいるよ。トトさんなんて可愛いもんよ」
と言う娘を頼もしいと思います

認知症の方の周辺症状と言われるものは
周りの接し方で変えられると
最近の業界では定説となりつつあります
家族も勉強しなくては!