意味性認知症とは平成27年に国の指定難病に認められた事で、高度の喚語障害、言語表出障害、理解障害により実質的にコミュニケーションが不能な障害だと徐々に認知されてきました。 


意味性認知症の言語機能障害は、初期から言語の成り立ちに必要な音声・文法・意味の中の「意味」だけが徐々に消えて行き、失った言語機能は一生回復の見込みがない難病です。

 通常、意思の疎通が出来ない状態とは終末期で寝たきりの患者を想定すると思いますが、意味性認知症の場合は初期から出現します。

  見た目では極めてわかり難く、時々タイミング良く頷いたりするため理解しているのではないかと、周りからは誤解される事もあります。

   一般的な声が出ない・喋れないという失語状態とは異なり、意味性認知症は "言葉の辞書的な意味の障害・喪失" の状態で、言葉の意味が失われているため家族間でも意思の疎通が難しい病気です。

    


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主人には3人の子供がいます

長女·成人した2人子持ちのシングル

長男·ご存知、どうしようもない長男シングル

次男·主人所有のマンションで妻と子供2人とで住む

主人の介護には、全くノータッチで

会いにも来ません

次男家族が1度だけ遊びに来ただけで…😔

今の住まいは、私の親族が近くに住み

いわば私のテリトリーですので

来にくいのでしょうか?

ま、引っ越し前から気にもかけてないようでしたけどね


それでも、次男の所からは

毎年、私達それぞれの誕生日と父の日母の日には

贈り物が届きます

今年はサクランボを選んでくれました

お嫁ちゃんの気配りなのでしょう

そして、私の娘からは…

母の日に続き、ケーキが届きました
👩「トトさんが"うまい😋"って嬉しそうに食べるから〜」
👵「そうね〜ホントに美味しそうに食べるよね」
主人の嬉しそうに食べる姿を見ると、とてもホッコリします
👵「でも、あなたの父じゃないよね」
と、意地悪なことを言う私
そう、普段からいくら親身になって
主人の介護に協力してくれてはいても
養子縁組をしているわけでもなく
親子関係はありません
👩「そうだけど!どちらが父親らしいかと言われたら、あの父親よりも認知症のトトさんを選ぶよ」
👵「そう…」
👩「そりゃそうだよ」
それからは、一緒に居た母と2人で
「似たような趣味で田舎暮らしさせてもらって」
「いつも一緒にいてくれて、気遣ってもらい」
「誕生日に毎年海外旅行に連れてってくれて」
「お金の心配なく生活させてくれる」
そんな旦那さんはいないよ
と…言われました

そうですね
母と娘にとっては
私を大事にしてくれる人こそが
私の夫としてふさわしいと言ってくれたのだと思います
だから、トトさんのことも大事にしてくれるのでしょうね

もう自分の子供の存在も忘れてしまった主人ですが
(忘れられてもしょうがないよね、アレじゃあ…)
母と娘の存在は、いい刺激になっているようです