意味性認知症とは平成27年に国の指定難病に認められた事で、高度の喚語障害、言語表出障害、理解障害により実質的にコミュニケーションが不能な障害だと徐々に認知されてきました。 


意味性認知症の言語機能障害は、初期から言語の成り立ちに必要な音声・文法・意味の中の「意味」だけが徐々に消えて行き、失った言語機能は一生回復の見込みがない難病です。

 通常、意思の疎通が出来ない状態とは終末期で寝たきりの患者を想定すると思いますが、意味性認知症の場合は初期から出現します。

  見た目では極めてわかり難く、時々タイミング良く頷いたりするため理解しているのではないかと、周りからは誤解される事もあります。

   一般的な声が出ない・喋れないという失語状態とは異なり、意味性認知症は "言葉の辞書的な意味の障害・喪失" の状態で、言葉の意味が失われているため家族間でも意思の疎通が難しい病気です。

    


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こちらのBさんの場合は

多分、私が出来ないことをしている人で

羨ましい気持ち半分、妬みもあるのかもしれません


かつて、バブル期に

私も父たちと行っていた有名旅館や

リゾートホテルに

いまだに、ご家族で行っています

それぞれ結婚された子供さん家族を伴って…

ご自身も友人たちと、年に何度も旅行に出掛け

ご主人としょっちゅう外食に行った料理の写真を載せられます


ね、私には出来ない事ばかりです

主人を連れてでの旅行は、もう無理でしょうし

決行しても、楽しい思い出よりも

大変なことが多そうです

主人を置いて友人と旅行に行くなんて、以ての外

夫婦2人での外食も、大学病院の食堂だけになりました


主人が元気だったら

夫婦でやりたい事はいっぱいありました

車で九州一周も予定していました

相次ぐ暴風雨被害や地震のために、後送りにしている間に主人が認知症になってしまいました

豪華客船での旅も予約しようとしていました

(あの、コロナ禍が始まったばかりのエリザベス号です💦)

👴「もう少し後にしよう」

という主人の1言で取り止めました

その時には、もう、主人は自信が無かったのでしょうね

コロナが広がるのと同じくして、進行した主人の認知症

出掛けることが無くなりました


Bさんは、変わらず色んな所へ出掛けて

色んな人と会い

いろんな趣味もあり

豊かな老後を過ごしています

それは、私達夫婦が目指していた生活でもあります

そんなBさんも、姑さんを自宅介護されていました

その愚痴を吐く場として(笑)ブログを始めたようです

その姑さんも施設に入り、その後お亡くなりになり

介護生活を卒業された方でもあります

姑さんには認知症はなかったようで

そのため

「うちは認知症でなくて良かった」

「自分も認知症にならないように」

「ぼけたもん勝ち」

という事を、よく書かれます

それも、モヤっとする要因かな?と思います


私達夫婦は、描いていた老後生活とは

全く違ってしまったけれど

主人の望みだった"老後は田舎で!"という生活を

12年間することができたのは

主人のためにも良かった〜と思っています

主人は少年のようにホントに楽しそうでした

私もなかなかない体験ができ、充実していました

モヤっとした思いになったら

あの12年間を思い出すことにします