意味性認知症とは平成27年に国の指定難病に認められた事で、高度の喚語障害、言語表出障害、理解障害により実質的にコミュニケーションが不能な障害だと徐々に認知されてきました。 


意味性認知症の言語機能障害は、初期から言語の成り立ちに必要な音声・文法・意味の中の「意味」だけが徐々に消えて行き、失った言語機能は一生回復の見込みがない難病です。

 通常、意思の疎通が出来ない状態とは終末期で寝たきりの患者を想定すると思いますが、意味性認知症の場合は初期から出現します。

  見た目では極めてわかり難く、時々タイミング良く頷いたりするため理解しているのではないかと、周りからは誤解される事もあります。

   一般的な声が出ない・喋れないという失語状態とは異なり、意味性認知症は "言葉の辞書的な意味の障害・喪失" の状態で、言葉の意味が失われているため家族間でも意思の疎通が難しい病気です。

    


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二ヶ月に1度の大学病院へ

主人の糖尿病とネフローゼを診てもらいに行ってきました

腎臓内科の予約が10時48分

尿と血液検査の結果が出るまで1時間かかりますので

逆算して9時30分には到着しておきたい…

でも検査室もメチャ混みで、待ち時間が40~50分と出ていますので

毎回9時頃には着くようにしています

今朝は朝食後にルイボスティーをコップ1杯飲ませてから行ったので

採尿も1度目のトイレで出ました✨

検査室を出たら内科の受付で到着確認に並びます

それが済んだら、ひたすら結果が出て診察室に呼ばれるまで待ちます

待っている間に私は

廃棄する注射針を処置室内にある専用ケースに捨てにいき

保険証確認窓口で、後期高齢者保険証に特定医療費受給者証に福祉医療費受給者証を確認してもらいます

待ちに待って、今日は糖尿病内科の方が先に呼ばれました

低血糖に何回かなりそうな値があったので

遅延性のインシュリンを止めたことを報告しました

今後、ネフローゼ治療薬のプレドニンが減る可能性があるので

もう打たなくてよいとのことで

今回から処方はなくなりました

次回の予約をとり、自己管理表の数値データを取り込んでもらい

診察は終わりました

待合に戻り

私は糖尿病内科で処方された物品を受け取るため

再度処置室へ行きました

その間に中待合に呼ばれたからと主人が呼びに来ました

物品を受け取り中待合へ行くと

すぐに診察室へ呼ばれました

数値も良かったので、プレドニンが1ミリグラム減りました✨

これで診察は終り

会計へ並びます

特定医療費受給者証の管理表への記入の必要があるので他の方より待たされて

違う窓口で呼ばれます

それを待つ間に、特定医療費受給者証の更新のための診断書をとるために

文章窓口にも行かなくてはなりません

待ち人数は10人ほど…

どちらが早いかな?

待つ間に処方箋を院外薬局へFAXを送りました

結局は文章窓口が早く終り

会計窓口でも管理表を受け取り終えました

最後に総合窓口で本日病院にかかったことのわかる書類と

障害者手帳を出し

駐車券を無料にしてもらう手続きをして

ようやく何もかもが終わりました

ふぅ~☺️

なかなか、やることがいっぱいで通院も忙しいです

年配者には、すべての流れを理解しすんなり終えることは難しいと思います

大きな病院では子供さん世代が付き添う事が多いのも

そんな理由があるようです

私も、いつまでできるでしょうか?

それでも

👵「トトさん、私はあっちで〇〇してくるから、ここで待っててね」

と言っておけば

大人しく待つことができます

私が行った方向をじーっと見て、私を今か今かと待っている姿が可愛いです


この病院に来たら、お昼ご飯はここのレストランで食べるのが習わしです

レストランへ行きテーブルに着いたら

ちょうど12時でした

テーブルで横並びに座り

主人の血糖値測定とインシュリン注射を

手助けしながら終え

向かいに座り直し

磯おろし蕎麦を食べました

ここの支払いだけは、主人がしてくれていたのですが

今は全く無視で(笑)私が払いました

食べ終え、病院を出て、道路の反対側にある薬局へ行き

二月分の薬を受け取ってきました

そして、駐車している車に戻りようやく帰宅することができました


内科の待合室で呼出番号の出る画面を見ていたら…

見覚えのある名前を見つけました

腎臓内科の隣は老年内科です

かつて、主人が物忘れの自覚があり

田舎地方で"物忘れ外来"に行った時

始めて診て下さった医師の名前がありました

当時は週に1回、その田舎の総合病院で外来を持っていました

その時は大学病院では臨床にいると聞いていましたが

この4月から外来を受け持つようになったようです


始めはアルツハイマーと言われ

ふさぎ込むことが多かったのでアルセプトを処方されましたが

動きすぎて怪我をするようになったため

飲むのを止め

MRIの検査の結果、アルツハイマー型ではないと言われ

詩吟性認知症かも?と言われ

色々話す中で主人が左利きということで

右利きの人と逆の脳が痩せることがわかり

意味性認知症と最初に診断した医師でした

その後、この地域で1番認知症の研究治療の進んでいる国立病院に代わりましたが

診断はこの医師がいう通り、意味性認知症でした

そんな流れもあった医師でしたので

忘れられない医師です

若い人で話しやすい医師でした

まだ、どのタイプの認知症かわからなかった時に

👵「前頭側頭型は大変そうですね」

👨‍⚕「そうですねぇ〜ちょっとヤナ感じの病気ですね〜」

と話した記憶があります

結局は前頭側頭型の中の1つである意味性認知症でしたけどね😅