意味性認知症とは平成27年に国の指定難病に認められた事で、高度の喚語障害、言語表出障害、理解障害により実質的にコミュニケーションが不能な障害だと徐々に認知されてきました。 


意味性認知症の言語機能障害は、初期から言語の成り立ちに必要な音声・文法・意味の中の「意味」だけが徐々に消えて行き、失った言語機能は一生回復の見込みがない難病です。



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認知症の人に否定したり、怒ったりすると

不穏になり、余計に介護をし辛くなるのは

すでに、世間でも認知されていることです


私が、大きな声で怒っている時の主人はというと…

我関せずな感じで、知らん顔して

自分の決まった行動を続けています

その態度が益々私をイラつかせ

👵「ねぇ、私の話し聞いてる?」

👴「何が?」

駄目だこりゃ〜〜〜聞いてないわ〜〜

私の怒ってる顔を見ても“怒っている顔”と認識できてないし(相貌失念)

言っている内容も理解できてなさそうなので

私の怒り💢は主人には伝わっていなさそうなのでした…

それは、それで良しと思えるし

大声を出したことで、私も発散し

逆に怒っちゃったことで、反省し優しくできたりします

ホント、主人のおかげで助けられてることが多いですね


主人が患う意味性認知症は前頭側頭型認知症の中の1つで

一般的に前頭側頭型は性格が変わってしまい

暴言暴力が出やすく、反社会的行動を起こす人が多く

”厄介な人“と思われがちです

その上、言葉の意味がわからないので

言葉での指示は入らず

場所・時間・人物の相貌が起きれば

全ての行動に手助けが必要となります


主人も、去年より今年

先月より今月というスパンで、忘れたり出来なくなってきたことが増えてきました

それでも、私が、たま〜に大声を出すくらいで

在宅でやってられるのは

主人のタイプに助けられてるからだと

痛感しています

娘や母にも

「トトさんは優しいから、介護もしやすいし可愛いがってもらえるタイプだよ」

と言われます

確かに、他人に対しても、挨拶やありがとうはきちんとします

笑顔(作り笑顔ですが)で話してくれます

物腰も柔らかく、暴言暴力はありません

何より「お母さんがいないと俺は生きていられない」と、思い込んでいるので

とても私を大事にしようとしてくれます

(時にそれは私にとっては大迷惑であっても)

その人その人の元々の性格や生活環境で

症状も変わるようですが

何が良くて、何が悪いのか全くわからない病気です


色々と大変になってきていますが

私は主人に今も助けられている気がしています