意味性認知症とは平成27年に国の指定難病に認められた事で、高度の喚語障害、言語表出障害、理解障害により実質的にコミュニケーションが不能な障害だと徐々に認知されてきました。
意味性認知症の言語機能障害は、初期から言語の成り立ちに必要な音声・文法・意味の中の「意味」だけが徐々に消えて行き、失った言語機能は一生回復の見込みがない難病です。
通常、意思の疎通が出来ない状態とは終末期で寝たきりの患者を想定すると思いますが、意味性認知症の場合は初期から出現します。
見た目では極めてわかり難く、時々タイミング良く頷いたりするため理解しているのではないかと、周りからは誤解される事もあります。
一般的な声が出ない・喋れないという失語状態とは異なり、意味性認知症は "言葉の辞書的な意味の障害・喪失" の状態で、言葉の意味が失われているため家族間でも意思の疎通が難しい病気です。
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二ヶ月に1度の大学病院への通院に行ってきました
家を出る時から利尿作用のある日本茶を飲ませながら向かいましたが
またもや、1度目の採尿では
👴「力入れても出ない!」
と本人の言う通り出ず
水分を摂り、少し歩かせて
時間をおいてから再チャレンジ!
👴「出ないってば」
と言ってましたが、水の音を聞かせたりしてら…
出ました✨
困ったのは、これくらいで
あとはスムーズに、腎臓内科も糖尿内科も診察は終わりました
足の浮腫みもなく、A1cも6.3と良い感じで
プレドニンの量も1g減りました✨
やはりインシュリンを打つ場所を変えたことが大きいようで
👵「この日珍しく高かったのは、出先だったため太ももに打てずにお腹に打ったからです」
👩⚕「えーー!!、こんなに違うんですか?!」
👵「はい、お腹では吸収できないようです」
👩⚕「そうなんですね、それにしてもすごい…」
と驚かれました
学会で発表されてはどうですか(笑)
そして、宿題だった就寝前の注射について聞きました
👵「ちょっとご相談があるのですが」
👩⚕「はい」
👵「認知症が進行してきたため、泊まりでの介護サービスを受けようと思うのですが、就寝前の注射があるために夜間帯に看護師さんがいる施設が少なくて…この注射は止めることはできませんか?」
👩⚕「ああ、これ…夕方に打ってもかまいませんよ」
👵「そうですか」
👩⚕「はい。毎日時間を変えるのは困りますが一定の時間でしたら、いつ打ってもいいですよ」
👵「それは良かった〜」
👩⚕「では、今日からでも夕食前のインシュリンと一緒に打って下さい」
…………
ということで
主人のお泊り先が、夕飯前の時間まで看護師さんがいる施設なら
と、選択肢が広がりました😊
そして、その日から夕食前に
2種類のインシュリンを打つことになりました
懸命に説明し
👴「これは寝る時に打つものだ!8:15に打つんだよ」
と言い張っていましたが
なんとか解ったようで、2種類を打ちました
夕飯を終え、先に主人がお風呂に入りました
いつも通りに寝る前の注射を準備していたので
再度説明し、違う場所に置いて
私はお風呂に入りました
お風呂から出ると…主人の近くに注射が置いてあります😱
👵「え!!これ、また打ったの?」
👴「ん?何が?」
👵「この注射、今打った?」
👴「打ったか打ってないか…わからん」
👵「ちょっと!しっかりしてよ!打ったでしょ」
👴「うん?うん…打ったと思う」
👵「あれだけ、何回も、もう打ったから打たないでと言ったのに…💧」
👴「でもこれは、ここに書いてある8:15に…あれ?」
👵「5:25と書いて◯がしてあるから」
👴「そういう事気にしないでやってるから…」言い訳です
👵「大事な事だから気にして、しっかり覚えてなきゃ!病気が治らないよ!」
👴「申し訳ない…」
これは、私のミスです
短期記憶もない主人です
一回しただけでは、習慣となっていることを変えられるはずがありません
それなのに、主人が使える場所に置いたままにしていたのですから…
ダメだね…主人がウンウンと聞いていると
理解していると思ってしまうのは
まだまだ主人の現状を受け入れきれてない私がいるからです
何事も、何もわかってない、何も覚えてない人に接するようにしなくては…
辛いですけど😥