本格的に積もりましたねぇ~
昨日と今日で、我が家はすっかり雪の中。
ちょっと下に降りると、うっすら積もってるだけなんですけどね。
今日は、若者達の企画で、映画『シッコ』を見ようという会があったので、
誘われたのは、娘だったのですが、
娘がアルバイトだというし、
『シッコ』は、以前見て、すごく面白かったので、私が見てきました。
アメリカの医療の問題をマイケル・ムーア監督が、体当たりで取材しています。
日本では、ドキュメンタリー映画というと、
変に真面目だったり、格調高くって、眠くなったりするものが多いのですが、
この映画は、面白いですよ。
最初に、アメリカの保険制度の外にいる人たちの実態が紹介されたり、
自分の傷を、自分で縫っている男性が出てきます。
『保険に入ってないから、高くて病院なんていけないよ』
という事らしいのですが・・・
そして、指を2本切断してしまった男性。
病院で言われています。
『中指だったら、6万ドル、薬指なら、おまけして1万2千ドル、どちらの指を残しますか?』
ロマンチストの彼は、薬指を残すことにしました。
アメリカは、国民皆保険制度がないので、保険に入っていない人が、3千万人とも言われています。
話は、そこから、保険に入ってる人達へ、
アメリカの保険制度の中で、どんなことが起きているのか、色々な事例が出てきます。
保険会社は、あくまで、ビジネスですから、顧客は、欲しいけれど、お金は払いたくない。
持病を持っていたりすると、保険に入れなかったりします。
まず、保険に入るのが、難関である事情・・・
保険に入っていても、いざ、使おうと思うと、たくさんの障害があること。
使えるにしても、治療を決めるのは、保険会社。
自分の望む治療が受けられるわけでは、ありません。
急病の娘を、近くの病院に運んだら、
母親が契約している保険会社の系列の病院でなければ、診療できないと言われ、
担ぎ込んだ時には、手遅れで、小さな子どもを亡くしたお母さん。
保険が利かないなら、自分で払えば…などと考えられるような診察料ではないんです。
先程の、薬指1本1万2千ドルから考えても、わかりますよね。
国民皆保険制度は、アメリカ国民の間では、
『社会主義の制度』として、反発が多いことも紹介していました。
一方で、フランス、イギリスの医療の取材に・・・
どちらの国も、医療費はただ。
みんな、『今日の診療に、おいくら払いましたか?』という質問に、
『ただよ』 『払ってないわ』と口々に・・・
昔は、日本だって、健康保険の本人は、無料だったんだよね~
マイケル・ムーアは、考えます。
ただなんだから、きっと、劣悪な医療なんだろう。
でも取材をしていくと、ちゃんとした医療らしい・・・
じゃぁ、きっと医者が、公務員だから、医者の待遇が、ひどいんだろう。
取材してみると、豪邸に住み、高級外車を持っている・・・
イギリスだったか、フランスだったか・・・その医師は言います。
『私たちは、どれだけ沢山の効果的な治療をやったかで、評価されるんだ。』
アメリカの医師は違いました。
アメリカでは、どれだけ沢山の治療を断ったかで、評価されるのです。
ショッキングな場面がありました。
治療費が払えない、高齢のご婦人を、検査着姿で、裸足のまま、街角に置き去りにしていく所でした。
アメリカのスラム街では、良く見られる光景だそうです。
医療関係者が、こんなことできるんだ・・・と思ったら、空怖ろしくなりました。
医療がビジネスになると、人の命は二の次になるのだということを、よくあらわしていました。
日本の医療も、どんどん悪くなっていってるなという実感・・・
イギリスや、フランス、そして、最後に出てきたメキシコの医療を見て、つくづく思いました。
シッコは、SicKO…sick(病気)からの造語らしいです。
DVDも出てるようですし、図書館などでも持っている所はあるんじゃないでしょうか・・・?
一度見て、よーく考えたい問題ですよね。
TPPでは、日本の皆保険制度も、ターゲットにされているらしいですよ。
アメリカの保険会社が、虎視眈々と狙っているようです。
雪の中のチイタン。
犬には保険がありません。
医療費・・・かかるんだよね。
人間もそうなる?


